他に日常のこといっぱい書きたいことがあるのだけど、このところ、何せ時間がない(言い訳に近いかも) それで、今朝の西日本新聞にあった山下惣一さんのエッセイを抜書きしてみる。 以下本文のまま(少し要約の部分あり) 首都圏の主婦から突然電話がかかってきた。 お宅のみかんを分けて欲しいんですが、という。昨年の9月末のことだ。 まだ青いんですが青切りでいいんですか?というと、「ひえー!」と仰天して「1年中黄色じゃないんですか?」 東京で若手の弁護士二人と中華料理店に入り、名物と銘打った地鶏の 炭火焼を注文した。「さすがに地鶏はおいしいですね」というので一口つまんで見たらこれがブロイラーだった 「これは地鶏ではない。ブロイラーだよ」といったらどうしてわかるんですか? はてどうしてわかるんでしょうかねえ。つまり本物を食ったことのない人には偽者もわからないということだ ちなみに地鶏って何ですか?と問うと声をそろえて「そりゃあ、地べたで飼った鶏のことでしょうよ」 先日は中年のサラリーマンの男性から「最近旬のものを食べようと盛んに言われていますが旬と言うのは上旬、中旬、下旬の旬のことですかね」と 大真面目にたずねられてこっちが仰天した。 これが「いま」という時代の一断面である。 当然のことながら若い世代はもっと深刻だ 福岡市の主婦がササニシキが好きで栽培に挑戦した。 裏庭を耕して種を播いた。亭主が覗いて見るとなんと米びつの白米を播いていた。毎日水をかけたが芽が出なかった。 彼女が言った「やっぱ、九州ではササニシキは無理ね」 有名な話である。 ある大学の農学部の学生たちの集まりでこの話をしたら誰も笑わない。 どこがおかしいのか理解できない様子だった。 別の会合で牛の「口蹄疫」のはなしをした。 92年ぶりに発生したこの伝染病の原因は中国から輸入された稲わらと 推測されている。毎年米の生産量と同量の稲わらが国内で取れるのになぜ 外国から輸入するのかという発端からはじめて、それこそ噛んで含めるように話したつもりだった。 終了後若い娘さんがやってきて一つ質問してもいいですか? 何といったら・・・あのー、稲わらってなんですか? 以上抜粋、ほぼ原文のまま もっと続くのだが、これまでの分は決して笑い話ではなく実際の会話である。 魚沼産コシヒカリだって、実際の生産量以上に出回っている。 消費者が無知であることが今の食事情をつくっているのではないか 山下氏は、書いている。 この続きは、また明日。
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