夕べ遅くのテレビ番組 お父さんが出演されていた。 飛行機から子供たちが降りてくる時に、どんな言葉を掛け合うかと、もちろんそれだけじゃないだろうけどテレビ局の依頼でバッグに録音テープを忍ばせて迎えにいかれたそうだ。 そのテープが流されていた。 そんな時、言葉なんて出てこない。 用意して考えて行っててもでて来ない。 「元気だったね。よかった」「ああ、会いたかったよ、会いたかった」 他にどんな言葉が見付かるだろう。 長い長い24年の歴史が、別れ別れになった瞬間から、親も子もそれまでとまるでちがった人生を突然に突きつけられて戸惑い、悩みそれでも生きようと懸命に生きて来た筈。 想像することもできない人生。 そんな親子の間に他の言葉なんてみつからない。 ゆっくり埋めて欲しいと思う、なくした時間を。 特に老親にとって、残された時間は少ないのだから。 そして新しく親になった彼らには、同じ運命を歩ませてはいけない 「会いたかったよ、会いたかった」という言葉がいつまでもむねに響いている
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