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若いころは人様に自分のふるさとは佐賀県ですとは、あまり言いたいとは思わなかった。 聞かれると、”九州”ですって答えていた。 そのころ、自分のふるさとを人に話すとき県名できちんと言うか? というアンケートがなされていたのだが、なぜか佐賀県出身の人は、”佐賀県”とは言わず”九州”と答える人がほとんどだと書いてあった。 なぜ?と、思うのだけど、佐賀は観光も特になく、ただただ平野が広がるだけの農業県でよそに向かって胸を張って佐賀県といっても、「え、そこってどこ?ああ、九州ね」と、返事が返ってくるだけだったためだと思う。”はがくれ”の精神も有名なのだがそれはなぜか”ケチ”ということの代名詞にもなってしまっていた。 テレビドラマの”おしん”の時は”佐賀”が大きくクローズアップされたけれど地元の人たちは、 とんでもなく意地悪な姑のいるところというので佐賀が悪いイメージになったと嘆いていたと聞いたりもした。 よいニュースが飛び込んだのは、甲子園で佐賀商業が優勝したときだった。 本当に地元の子供たちだけの野球部で、信じられない力を発揮してさわやかに美しく優勝旗を佐賀に持って帰ったのだ。私もつい嬉しくてなけなしのお金を胸を張って寄付をした(母校なのだ(笑)) その後、佐賀もどんどん様変わりをしていった。 しかし、ふるさとでもある武雄市は、温泉地であり、有名な太閤様の”楼門”もあるのだけど、なかなか発展には結びつかなかった。 その武雄市がまたまた、クローズアップされたのは今年の市長選のこと。 全国最年少の市長が誕生したのだ。 そのニュースは結構刺激的で全国に広まった。 市長は年齢が若いというだけではなく斬新で、柔軟な考えを持った人のようで、最近は”公用車のネットオークション”というのをやった。普通に下取りに出したときと違って結果的に市の財政を潤すことになるようだ。 その市長が、毎日ブログを書いている。 ”武雄市長物語” わたしは、一度読んでからすっかりファンになった(笑) 毎日載せられている内容もそうだが、添えられている写真が好きなのだ。 その写真の中にはラナが大好きな堤防の写真もあった(それを見たときは思わずファンメールを送ってしまったm(__)m・・・お忙しいのにちゃんとレスを下さったのに感激した) そこに、今度はテレビドラマの話が書かれていた。 ”さがのがばいばあちゃん”が、なんと武雄市でロケをするそうだ。 映画も本も見てないのだけど、ドラマになれば私は内容でなくその風景を見たいと思う。 昭和の時代の懐かしい山や川、空の青さや、もしかしたら実家にもあったぼんぼんとなるねじ巻き式の柱時計、今からわくわくする。 輝かしい経歴の市長がスーツではなくポロシャツを着て見事な武雄弁を駆使して地元に溶け込んでいる様子も見れるので、一度ブログをクリックしてほしい。 今、私は佐賀県に住んでるわけではない。 それなのにこうした形で自分のふるさとの様子を毎日感じられると言うことがとても嬉しい。
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