パラダイムチェンジ

2006年04月13日(木) 郵政民営化で困るもの

なんでも、時間外窓口サービスが廃止される見込みだそうで。
ソースは>>こちら

だとすると、自分みたいな日中家にいない、一人暮らしの人間は
書留とか来たらどうすればよかとですか。ぷんすか。

国営事業?の民営化というと、国鉄がJRになって、サービスが充実
したし、財政?も健全化した、という成功体験みたいなものがある
から、昨年の夏に郵政民営化を問う総選挙があった時に、反対する
人が少なかったのかもしれないけれど、JRの場合って、私鉄という
競合他社があるからこそ、民営化したことのメリットが生きた気が
するのである。

NTTにしたって、サービスや料金が安く見直されたのって、KDDIや
ソフトバンクが参入し、なおかつマイラインみたいな乗り換え自由
なサービスが整備されたからだろうし。

郵政公社の場合、郵便事業に関しては、民営化しても他に競合する
事業者がいないし、また今後新規参入してくる他社が、全国に何千
もの事業所やポストを持つための負担額を考えれば、巨大な独占企業
もしくは寡占企業が生まれることになるわけで。

そこがこんな風に自分のところの採算性という勝手な都合でサービス
の低下を招くっていうのは、これはれっきとした独占禁止法にあたる
んじゃないのかな。
その辺、どうなんでしょう。

少なくとも、郵政公社が民営化して、こんな形で利益を上げたとして
それで得するのって誰?株式公開したときの株主?
結局、誰のため、何のための郵政民営化なのか、未だによくわからな
いのは、私だけなんでしょうか。


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harry [MAIL] [HOMEPAGE]

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