パラダイムチェンジ

2006年04月24日(月) V・フォー・ヴィンデッタ ネタバレなし

今回は久々の映画ネタ。見てきたのは「V・フォー・ヴィンデッタ」
主演はナタリー・ポートマン、製作が「マトリックス」のジョエル・
シルバー、脚本が同じく「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟。

いやあ、いい意味で完全に欺かれました。予告編に。

予告編や、CMを見ている感じだと、ナタリー・ポートマンが官憲の
手に捕まり、死刑を免除される代わりに、爆弾テロリストである、
「V」の居場所を探すアクションムービーなのかと思ったら、さに
あらず。

実際の物語がどんな感じなのか、というのは、是非劇場orDVDででも
見ていただくとして。
ただし、私が絶賛していると言うことは、なかなか一筋縄ではいか
ない展開(つまりちょっとややこしい)かもしれない。

でも、この映画のテーマというか、根幹にあるもの自体が、欺く、
という事なのかもしれない。
そしてその欺いているものの仮面を剥ぐ=仮面のテロリスト、Vなの
かもなあ、と。

あと、仮面の男「V」と、ナタリー・ポートマン演じるヒロインとの
関係は、「オペラ座の怪人」のファントムとの関係を彷彿とさせる
部分もあって。
だから、「オペラ座の怪人・アナザーバージョン(ファントムが
ヒーロー編)」というおもむきもあるかもしれない。

ちなみに「V」を演じているヒューゴ・ウィーヴィングは、顔が一切
出ないのに、身振り手振りで感情を表すのはすごいなあ、と。

また、今回のヒロイン、ナタリー・ポートマンの演技力も相変わらず
すごいなあ、と思う。
だって、この映画、彼女の役がしっかりと観客に伝えなければ、
もっとわかりにくくて、つまらない映画になってしまったと思うし。
しかし、LEON以来、どうしてナタリー・ポートマンの演じる役回りは
こうも波瀾万丈なんでしょうか。

英語の聞き取りとしては、偶然=coincidenceという言葉が何度も
出てきて、聞き取りやすかったです。

今年見た中の、TOP3か5位には入りそうな位、面白い内容でした。




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harry [MAIL] [HOMEPAGE]

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