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■ 東京遠征−到着
朝の5時過ぎ、僕は東京駅の丸の内口に降り立った。
東京ってヤツは相も変わらず無愛想で、ハナっから俺なんて無視りやがるぜ、全く。
中途半端に眠い俺は、とりあえず尻に控える糞を出そうと東京駅のトイレを探した。
東京駅の1階部分はホームレスの寝床となっており、彼らそそばを通るたびに汗臭い臭いがした。
便所を発見した。
と、そこは、
起きたてのホームレス達の洗面場と化していた…
そこら一面、歯磨き粉のフレッシュな臭いが充満していて最高に気分が悪かった。
さらに便器は糞まみれで、足元には紙が散乱しており、雑誌まで転がっている始末だ。
ヤツらは雑誌さえも尻を拭く代物にしてしまうんだ…!!
たぶん朝の到来と共に夜が死ぬのはヤツらが動き始めるからなんだろう。
そう思ったら、東京の早朝が馬鹿馬鹿しくなった。
僕は、足早にその便所を後にした。
友達に電話をして、彼が住んでいる武蔵境へ向かった。
早朝の中央線はガラガラで、ちょっと気分が良かった。
駅に着くと、友達の彼女が迎えに来ていた。
眠そうな目をして、改札の前の柱のそばで座っていた。
さんきゅう、さんきゅう。
友達の家に着いて朝ごはんを用意し、三人でそれを食べた。
8時に僕は、友達と共に都内へ向かって出発した。
友達をバイト先まで送ったあと、僕は山手線に乗り込んだ。
山手線に乗車してすぐに、僕は睡魔に襲われた。
どうせ行くとこも決まってないし、時間もたっぷりあるので、僕は寝ることにした…
気付いたら東京駅を通過したところだった。
田町辺りから記憶がない。
時間的には一時間以上経過していた。
要するに僕は山手線に揺られて左回りに一周半したということだ。
しかも、起きたときだらしなく口が大きく開いていた。
相当無様な寝顔だったに違いない。
そう思うと恥ずかしくなって、僕は次の駅でそそくさと電車を飛び降りた。
そこは電気街・秋葉原だった…
松屋で牛めしセットを平らげた後、秋葉原侵略を開始。
スタスタと歩いていくとそこにはチカチカと電飾が…
…無いやん。
なんか拍子抜け。
両さんが歩いてそうなミクロ部品横丁も見付かんないし。
キレイなネエちゃんに声掛けられたと思ったら絵を見てけだと?
知るか!
仕方なくCD屋で一青窈を試聴。
なんだかなあ。
秋葉原から浅草へ向かった。
上野で乗り換えが分からず、仕方なしに銀座まで戻りそこから銀座線に乗り換えた。
しかし、日比谷線はおもしろい。
4ドアなので、三人掛けの座席ばかりが並んでいた。
みんなそこに律儀に座ってるのが笑える。
浅草に着いて、早速浅草寺へ。
見たことのある風景が眼前に広がっていた。
庶民的な雰囲気が大変好ましく、つい長居してしまった。
サルがかったるそうに芸をしていた。
あのうんこ雲をてっぺんに頂くアサヒビールのビルも目立っていた。
風が強かった。
美人が多かった。
駅員の愛想だけ悪かった…
浅草から今度は神田まで戻り、神保町へ向かった。
そこには古本屋が軒を連ねて…
…ないやん。
あああああ、今日は踏んだり蹴ったりやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
知らない街を一人で歩くとロクなことにならない。
結局、途中にあったマンが喫茶で1時間程のんびりして、友達と待ち合わせた新宿へ向かった。
新宿で友達と合流したあと、友達の彼女が働いているバイト先の居酒屋へ行った。
久々に食う肉は、最高だったわい!!
旨かったあああぁぁぁ〜!
食事が終わって僕と友達は、飯田橋から中央線に乗って帰路に就いた。
長い一日だった…
2002年12月26日(木)
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