いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2002年09月13日(金) やるも、やらぬも”理由づけ”は、お役人の特技?

今日は、区議会都市整備委員会が開催された。区側から、山王二丁目の公園を”供用停止”にして、自転車駐車場(行政用語では駐輪場とはいわない)にする、との報告があった。すぐさま、ある自民党議員から”以前、久が原駅前の公園に駐輪場を、と依頼した時は、絶対出来ない、といっていたのに、今回はなぜ出来るのか”と、怒りの質問があった。担当課長曰く”久が原の公園は、ゲートボールに使用しており云々”。と、色々と、出来ない理由の開陳があった。さらには、”今回は、公園の廃止ではなく、供用停止であり、ベンチなどは可能な限り残す”との説明があった。この課長は、好感の持てる”出来る役人”の一人であるが、それでも、役所が、やらない、と決めた事の”出来ない理由”と、役所が実施すると決めた事項の”やるべき理由”の説明には、今ひとつ説得力がない。多分、計画先にありき、理由は後から考える、役所の仕組みの結果なのだろう。私も、思わず”皆さんのDNAの中には、大化の改新以来の、お上の意識が染み付いている”と、嫌味を言ってしまった。そういえば、以前、品川区議会を傍聴していて、”お役人の本音”の答弁を聞いて苦笑したことがある。それは、新設の区立健康増進センターに、温水プールを設置して欲しいという6000名の署名についてであった。品川区議会議員も、確か超党派で、全議員が賛成しているのに、担当部長は、作らない理由として”当初から計画に入っていませんし、区長も作らない、と言っております”。役人の本音であろう。品川の区長は人格者の誉れ高いが、残念ながら、役人出身である。横浜、杉並など、役人出身ではない首長が誕生している。次の統一地方選挙では、有権者は、どのような審判を下すのだろう。


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