| 2002年10月17日(木) |
なめんなよ!外務省のお役人感覚 |
北朝鮮の国家的犯罪で拉致された同朋が帰国した。なんとなく、よそよそしさのある到着時とは変わって、随分と明るい笑顔になって肉親との再会に涙する姿には、日本中が涙したことだろう。2年以上前に、土屋都議が会長を務める、北朝鮮に拉致された日本人を救う地方議員の会の一員として、有楽町で街頭演説をした時の、街の無関心を思うと、隔世の感がある。さて、この5人の方々と家族が宿泊している都内のホテル代、この仕組みが笑ってしまう。いや、笑い事ではない。これが、外務省の”脳軟化症”役人の根性である。ホテルの部屋代は、国が払う。食事代や、冷蔵庫などの費用は、家族もちだというのだ。冗談じゃないぜ。外交機密費で、大騒ぎの飲み会を在外公館でやっているのは、外務省経験者の間では、公然の秘密だろうに。在ロシア大使館には温水プールをつけるって。(これは中止したらしい)24年間も、国家の主権を侵され、守るべき自国民の安全を見ぬふりをしてきた、その結果が、この冷たさかよ。まさか、北朝鮮の赤十字職員と偽っている2名の監視役には、機密費で歓待しているんじゃないだろうな。外務省ならやりかねない。外務省が出さないのなら、社民党にでも出させろ。5人の家族は、国家賠償請求くらい提訴してもいい、つらいつらい時間だったはずだ。冷蔵庫のビールで、その思いが癒せるとは思わないが、官僚の酒盛りに税金使われるくらいなら、このような時に、”機密費”使えよ。帰国に際しては、”持参金”くらい、密かに持たせてあげる配慮が必要だ。そのために、領収書が不要な”機密費”だろう。
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