| 2002年10月29日(火) |
またまた国土交通省の横暴がはじまった〜羽田空港跡地編 |
今日は、区議会羽田空港対策特別委員会が開催された。通常は参加しない助役が参加しての委員会。こんな時は、必ず大きな問題の発表がある。今日の大問題は、羽田空港の沖合移転に伴う跡地が、70haから53haに減った、との報告だった。そもそも、20年以上も前に、跡地は200haと、当時の運輸省が発表して以来、商工会議所をはじめ、数々の団体が、この跡地の活用を議論してきた。それが、昨年、突然、70haになった、と通告し、今度は、”国際化のため、スペースが必要。まだまだ、2〜30年使える格納庫などを壊すのはどうか”と、53haに減らしてきた。まったく地元軽視もはなはだしい。そのくせ、身内のファミリー企業には、とても親切だ。天下り先の給与と、退職金のよさで有名な日本空港ビルデイング。ここが、経営する空港内駐車場が、利用者が少ない。そりゃ大変だ。民間の空港外格安駐車場業者を締め出そう、とばかり、お役人のイジメがはじまった。これらの業者は、空港出発ロビー内でお客の車を預かり、空港外の駐車場まで持っていく。お客が羽田に戻ってくると、到着ロビーまで車を運ぶ、と、こんなシステムだ。成田には以前よりあったが、羽田も、沖合い移転して、タクシー代が大幅にかかるようになってから、30社以上の業者がしのぎを削っている。お役人の、イジメは、これら業者は、空港内で車両の受け渡しを行ってはいけない、というものだ。許認可事業でもないのに、一体、なんの法律に基づいているのか、目的はひとつ。先輩のいらっしゃる会社の利権を守れ!であろう。ところが、この不評の空港内官製パーキングも、盆や、連休には満杯。それでは、先輩にもっと稼いでいただこう、とばかりに、こともあろうに、大田区が広域避難場所に指定している空港の入り口に、1億5千万円もかけて(調べていないが、きっと税金だろう)、”暫定駐車場”を作った。これには、区長以下、区のお役人も議会も怒った。結局、この駐車場は、使われることもなく、空港入り口の交番脇で無残な姿をさらしている。この問題が発生して、助役が国土交通省にクレームをつけに出向いたところ、かの役人は”助役ごときが、なんの用だ”と語ったそうだ。そういえば、東京都の役人も、大田区が都を介さず、直接、国と交渉することを不快に思っている。何が、地方分権だよ!何が差別撤廃だよ!愚民行政(民は愚か、官は正しい)をやめ、タテ型の金の流れをやめなければ、地方分権なんぞ、絵空事だ。できるかな小泉総理。
|