| 2002年11月19日(火) |
区職員がスト?いえ早退29分ですから、賃金カットなし! |
夕方、区役所内にいると、玄関前になにやら赤旗がたてられ、職員が集まっている。勤労課に行くと、全員”職場総決起大会”に出かけている、(調査に)という。決起大会といったって、まだ勤務時間中ではないか、と聞けば、なんと、驚いたことに、早退29分であれば(30分未満)であれば、賃金カットをされない、というのだ。規則を逆手にとった、時間内組合活動であり、納税者は到底納得しない内容だ。実際に現場に出かけてみた。無論、普段は着用しない議員バッチをつけて拝聴した。16時46分(区は17時15分まで勤務)から始まった大会は、保育士や、給食調理員であろうノボリを持った女性が多かった。多分、この職種は、時差勤務なので、すでに時間外なので、違法性を弱めるために動員されたのだろう。 大会の内容は、人事委員会勧告(給与削減)を実施するな、夏休みを5日よこせ(年次有給休暇20日のほかに)、職員削減(正しくは、退職不補充)するな、という、まあ権利の羅列で、ついでに”子供たちのために”という、いつもの都合のよい枕言葉もついていた。17時15分を過ぎると、各職場から動員された職員も参加して、庁舎前は大賑わい。顔見知りの職員も多く、”何やってんの”と聞くと”仕方ないんですよ、割当てだから”との声が多かった。自治労本部の腐敗を見るまでもなく、職員の勤務環境の向上よりも、政治活動や、組織維持のための組織になってしまった組合には、多くの職員が魅力を感じなくなっているようだ。適法な労働組合活動は保証されるべきだが、公務員であることの安定性にあぐらをかいた、このような、グレーな行為は、より一層、区民との溝を深めてしまう。区当局の厳正な処分を要請したい。
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