いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2002年12月09日(月) ゴミ屋敷解消にテレビ朝日が協力を

先月区議会都市整備委員会に、大田区北千束にあるAさん宅のゴミを撤去してほしい旨の陳情が出され現場を視察した。(11月29日参照)委員会のなかで、今後の大田区の対応を正すと、年内に環境美化審議会をたちあげ、そこに区長が諮問したうえで、強制代執行にうつるとのこと。年内は到底無理と思われ、周辺の皆さんに、快適な正月を迎えて頂くために何とかしたい、と考えた。すると、テレビ朝日の黄金伝説という番組で、全国のゴミ屋敷を解消している”ふかわ”さんというタレントがいることを知った。さっそく、メールで実情を報告したところ、すぐさま連絡があった。Aさんと接触して、撤去の合意を取り付けた、というのだ。いやはや、大田区が随分と努力して交渉していたらしいが、マスコミの威力は凄いもんだ。しかし、お役人は、心中穏やかではない。加害者の人権と法手続きに”厳正”に添った行動が、テレビという”大量破壊兵器”により、全国の注目を受け、結果としては”大田区は何をやっているんだ”との声にさらされる危険があるからだ。お役所と、民間の感覚のもっとも大きな違いは、前者が過程(プロセス)重視であるのに、民間は結果に重きをおいている。今回のケースでは、処理の過程を重視するお役所に、ドカーンと、結果オーライのマスコミが殴りこんできた、構図だ。そこに情報を流した”いぬぶし”なんぞは、大田区役所の”天敵”くらいに思われているかもしれない。しかし、区議会の委員会でも発言したが、私のモットーは、”区民の常識を区役所へ!””今やる、すぐやる、できるまでやる”である。”だ。
法令を無視してまで、問題解決をせよ、とは言わないが、お役所の問題解決プロセスは、あまりにも、工夫がなく、区民の時間感覚とは乖離している。


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