| 2002年12月12日(木) |
問題生徒と公立学校教育の限界 |
12月の木曜日なのに、忘年会が一つもない。めずらしく早く帰宅して休んでいると、知らない男性から電話がかかってきた。自宅の電話は公開していないので、誰だろう、と出たところ、ある公立中学校の父兄(おっと、保護者と書かないと、フェミニストに怒られるな)だった。娘さんが、中学校でイジメにあって、その学校で今大変な事件がおきている、もうこれ以上、大田区立の中学校に娘を通わせられない。なんとかしてほしい。クラスには、イジメが原因で不登校の生徒が何人もいる。との趣旨だった。具体的な生徒名を告げ、必死に訴える自営業の父親の姿には、またまた戦慄を覚えた。数年前には、生活指導主任が卒業式の日にボコボコに”お礼参り”でやつけられた(事実は未確認)、との言葉には、もはや学校というよりは、ヤクザや暴力団の世界に近く、教育の限界を超えていると思った。学校や教育委員会の対応は、”加害者の人権”に配慮するあまり、後手後手になり、結果、問題生徒たち、または、その保護者からもバカにされてしまう、という悪循環をたどってしまう。例が悪く、自分の家庭を棚にあげて、子供が悪いのは学校のせい、と言っているような親には、怒られるだろうが、犯罪国家北朝鮮相手と同じ対応が必要である。毅然とした対応、我が国は法治国家であり、国民は、安心して暮らす権利を有することを、問題生徒にも、普通の生徒にも、学校は示す必要がある。。この娘さんは、今でも、学校で一人でトイレに行けないそうである。こんな心の傷を放置している学校、大田区、そして我々大人の責任は極めて重大である。明日から、必死で、この子らを助けよう。 また、何もしないなら、マスコミの力も借りよう。頼みますよ!
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