| 2002年12月13日(金) |
やっぱり無理か!公務員に理解してもらうのは… |
親しくしている区議会議員が、忘年会の会場で、大田区の学校職員に次のように言われた、と報告をしてくれた。『いぬぶしというとんでもない議員を知っているか。彼は、私達が長年利用して積み立ててきた職場助成費を、たった1日でなくしてしまった。なんていうことだ。』とのこと。これは、以前に書いたが、区職員の団体である、大田区職員文化会(職員が年会費12000円、区から会員一人あたり28,000円の補助)から、毎年9月に職員一人あたり8,000円の職場助成費が所属長宛支給される。これは、現金での支給は禁じられており、飲み屋の領収書でもいいから、とにかく領収書の添付が原則であり、所属長宛の文書には、”現金支給厳禁”と書かれている。ところが、学校職員だけは、過去から現金で支給されていたのだ。何故かは、教育委員会でもわからず、とりあえず、現金支給の禁止のお達しと、領収書添付を義務付けたのだ。結果、この職員がいうように、現金がもらえなくなってしまったのだ。私は、必要な福利厚生制度は職員の勤労意欲を増進する意味から重要であると考えている。しかし、本人負担分12、000円のうち、8,000円を職場助成費として返し、5,000円分は、図書券かハイウエイカードという、いつでも、金券ショップで換金できるもので還付し、いかにも職員からも会費を取っていますよ、というエキュスキューズ(いい訳)をつくり、その実、全額返金し、実態は税金だけで運用するような仕組みに問題を提起しているのだ。現金支給するのであれば、所得となり、源泉所得税を納付しなければ所得税法違反になる。それを、『そんでもない』という感覚。これこそ、日本全国で税金を蝕んでいる、公務員の意識である。ここを変えるだけで、我が国の地方公共団体、国の歳出は10%削減できるとふんでいる。さらには、この友人の議員曰く『他の会合でも、同様の文句を2〜3人から聞きましたよ』と。権利を主張してもいいからさ。その分、働こうよ!
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