いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2002年12月25日(水) 暴力事件の保護者集会が開かれた

本日、学校で暴力事件についての保護者集会が開催された。実は、この日に、犬伏は余計なお世話で、加害者と被害者を、ある会場に集め、二度と暴力事件を起こさないという、話し合いの場を設定していた。ところが、昨日の今日、急遽、説明会が開かれることになったので、やむなく、時間を遅くして、話し合いを持つことにした。会合には、青少年対策委員会会長、民生委員会長の臨席をお願いし、会場費も支払ったが、直前になって、当該生徒4名が、警察に拘束されてしまったので、中止せざるを得なくなった。学校の説明会も、事件の本質や、教員のかかわりについては、明言をさけ、特段、先鋭的な質問もでず、なんだかわからないうちに終わってしまった。保護者は、子供を学校に”人質”にとられているから、はっきりものを言えない。いずこの教員や校長も、そんなことはない、というが、保護者の意識はそうだ。”センセイに文句いって、内申書に変なこと書かれたら大変”との思いがある。学校が異常なまでの”結果の平等”を標榜しても、受験は平等ではない。”平等、平等”の共産主義社会から突然、”競争”の資本主義社会に飛び込む生徒には、”内申書”という、教員の”結果平等”からは、かけはなれた競争社会が存在するのだ。保護者も、学校も、問題児の排他ではなく、問題の本質を見極め、再発防止に努力してほしい。さらには、加害者の家庭の多くが、離婚、死別、親が病気がち、放任などであることも、事実である。家庭における問題生徒達の寂しさが、問題行動の根底にあることは、法務省の非行生徒の調査でも明らかである。私自身も、両親が3歳で離婚し、父と暮らし、10歳で父を亡くした経験をもっているので、片親の家庭の寂しさは、よくわかる。が、だからいって、片親=非行の原因だとは言わない。片親だろうが、親が子供に対し、真剣に立ち向かい、溺愛せず、家庭に温かさと子供の居場所を与えれば、きっと問題行動はなくなるはずだ。(非行生徒の70%が幼児期に母親に溺愛されているという統計がある)どうか、今、警察にいる子供達は、本質的には、みんないい子であるはずだ。甘やかすことではなく、今回の問題を転機に、家庭の問題を顧みて頂きたい。余計なお世話と言われても、絶対そうだ、と言い張りたい。みんなで、問題生徒を助けよう!


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