| 2003年01月23日(木) |
票を持っているから取引しないか? |
今日は、朝から分刻みのスケジュールだった。一番の”大口?”は、区内で有名なゴミ屋敷のおばあちゃんと、ごみの中間処理施設に出かけたことだ。これは、テレビの番組で、ゴミを撤去したのだが、おばあちゃんの”大切なもの”まで捨ててしまったので、探しにいきたい、との要望に応えてあげたい、と思ったからだ。もう1ケ月もたっているから、おばあちゃんの”モノ”はないかもしれないが、気持ちの整理に役立つだろう、と出かけた。あいにくの雨の中、ゴミの山へ。現場に着くと、あまりの量に驚いたのか”もう、いい”と帰ろう、と言い出す。せっかう来たのだからと、私一人、ゴミの山に飛び込んだ。いやはや、臭い、臭い!病院からの廃棄物が多く、軍手を借りたのだが、ちょっと手がすくむ。え〜い、やぶれかぶれだ、と、ゴミを漁ると、古着やら、食器が出てきた。おばあちゃんに見せると、これじゃないけれど持って行こう、と嬉しそうだ。よし、もっと探すぞ。1時間余りゴミと格闘し、収穫物を手に、おばあちゃん宅まで送った。ありゃ、そういえば、携帯電話がない。しまった、ゴミの山に落としてしまったらしい。あ〜あ!知人の皆さん、携帯に登録してある電話番号やメールアドレス消えちゃったので連絡ください。お、それから、区の関係職員の皆さん、ここで書いている、おばあちゃんとのことは、ご本人には言わないでネ!先日も、”あんたとドラ焼き食べたことを、区の人が知ってたよ。隠しカメラがある”と言ってたので… さて、いささか匂う作業着で、議会控え室に戻ると、机の上に、ウイスキーらしき包みと、名刺があった。区内の酒問屋さんのものだ。その後、電話(議会の)がなり、その酒屋の方だ。曰く”当社も長く大田区で商売をやっているので、センセイの選挙にもお力になれると思う。ついては、取引をして欲しい”との趣旨だった。今、私は区内に小さな飲食店を1件経営し、2月に友人数名と共同で、閉店する知人の飲食店を引き継ぐことになっている。ここの酒類を納めさせろ、というのだ。おいおい、そりゃスジが違うだろうよ。即刻”選挙とビジネスはまったく別の次元で考えております”とお断りした。しかし、腹立たしい。もっと、普通に、議会ではなく、店にセールスに来れば検討したのに、”センセイ”に、議会に名刺は、”反則”だろう。しかし、きっと、長らく我が国の”民主主義”とやらは、このように”機能”してきたのかもしれない。きっと、私の”尻がアオイ”のだろう。
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