いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年02月14日(金) わかってもらえんな〜民間の常識が役人には‥

今日は、14日。大田区議会では常任委員会が開かれる。そして、議員の給料日(役人も)でもある。所属する、都市整備委員会では、かなり多くの報告事項があったが、許せないのが2つ。1つは、以前から、ここにも書いている、旧蒲田保健所跡地を民間に貸し付ける公募についてである。(1月14日、1月31日の本ページ参照)とにかく、怪しすぎる、の一言。公募開始の前日に議会に通告し、2週間の公募期間で、応募させ、選定委員の氏名を公開せず、選定過程の議事録も非公開、応募してきた会社名も非公開。すべては、”お役人”のみが知る。本計画には29社が応募資料を取りに来て、5社が応募してきたそうだが、5社の社名は決定した1社以外は、公開できないそうだ。その理由は、と委員会で問うと”財務内容も評価基準にはいっているので、選に漏れたということで、その会社の信用に傷がつくので”と、苦しい言い訳だ。”財務内容を公開せよ、といっているのだはない。会社名を公表せよ、といているのだ”と問えば、担当者の上司である部長が”募集要項に社名は公開しない、と書いてあるので公開できない”と。だから、その要綱は誰が作ったんじゃい!ああいえば、○○って、どこぞの宗教団体ではやったっけ。ご本人達は、公明正大、と言い張るが、どう考えても、民間の、もしくは、フツーの人の感覚では、臭すぎるんですよ。公明正大であれば、すべてを公開すればいい。議事録も、財務など公開できないものがあるならば、A社、B社と記して、その経過を公開すればいいだけだ。ようは、やる気の問題である。また、選定委員は、助役と、経営管理部長、学識経験者(公認会計士または税理士)、地域団体代表、商業者代表とのこと。公認会計士と税理士の職務も、その業務もまったく違うのに、”財務のプロ”ということで設置要綱に明示したところが、”いかにも”である。さらには、なぜ、蒲田の街づくりに重要な場所なのに、建築や、商業デザインの”学識経験者”をいれなかったのか、問うと”区職員の一級建築士がチェックするので大丈夫だと思う”。なんじゃい、つまり、選定委員は”お飾り”で、実際には事務方がすべて決めるということか。困ったね〜。そこを変えようよ、っていつも言ってるのに。

 さて、次なる問題。これは委員会では質問できなかったが、やはり、お役所の感覚の問題である。大森駅と、東急洗足池駅にエレベーターを設置するのだが、区が補助金を出すというのだ。金額は以下のとおり。

 大森駅(1基)  工事総額 3800万円 区補助金 1286万円
 洗足池駅(2基) 工事総額 1億8千万円 区補助金 6000万円

1基と2基のエレベーターで、総費用に5倍の開きがあることの説明はなかった。自分の懐からでるお金であれば、絶対、不思議に思うであろうことが、
公金だと、思わなくなってしまうのだろうか。

 しかし、飛び上がるほど、うれしいこともあった。区民から出されていた、吸殻のポイ捨て禁止条例制定の陳情が全議員一致で採択されたのだ。役人は、7月の陳情上程以来”実効性が不明である。調査研究している”と、あまり乗り気ではなかったが、よかった、よかった!官主導から、少しづつではあるが、民(議会)主導に流れは変わる。さあ、次は、親分(区長)を変えねば。



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