| 2003年03月05日(水) |
この国のお役人と、議員たち‥ |
今日は、私が嫌いな、区議会羽田空港対策特別委員会である。議会で好き嫌いを言うのは不見識、とお叱りを受けるかもしれないが、とにかく嫌いだ。委員会の冒頭、役人から先月の左旋回の回数、便名、時間、各地の騒音測定値が報告され、その数字や、そのほかについて共産党が、ぎゃんぎゃんやって、ひと段落して、他の議員が質問をする。ところが、羽田空港は国土交通省の所管であり、大田区は意見を言う立場にすぎないから、いきおい答弁も、”国土交通省に伝えます”という、不毛なものになる。羽田について、大田区のメリットになる跡地利用は?とか、周辺の整備につき国土交通省と条件闘争を!といった、前向きな議論が望まれる。 今日の委員会は、もっと傑作だった。担当部長に、共産党議員が、”経済特区について、羽田空港跡地を利用する、との提案を国にあしたようだが、なぜ、この委員会に報告がないのか”と質すると、”この提案をしたのは、役所内の任意の研究会であり、そのことを公表するかどうかは、所管部である産業経済部の○○さんの判断だ”と。冗談じゃない。任意であろうと、公務員が勤務時間中に会合を開いて決定したことは議会に公開すべきで、理由になりゃしない。 次に、昨日の東京新聞一面にでた、”環境省の空港周辺の環境基準の見直し”につき、所管課長に、事実関係を確認すると、”承知していないし、環境省から連絡もない”と。一面トップに出たのに、確認もしない、その”ノンビリ”感覚。それを、いつも文句言ってるのに、わかってもらえんな〜。早速、委員会終了したら確認すると約束。その報告が、明日来たら、リッパだが‥ ついでながら、公務員の悪い”クセ”に、身内を外に紹介する場合、”○○さん”とやる。区長についても、議会で”区長さんが答弁したように”と、”さん”をつけてしまう。民間で、自分の会社の社長を”○○社長さん”とよんだら、相当レベルの低い社員だと思われる。ついつい、嫌われること承知で指摘してしまった。言葉は言霊!注意しましょう。 さて、夜は、中小企業頑張れの講演会に、その団体の副会長として出席した。時節柄、政治にかかわる人間の参加の多いこと。この人たちは、会費を払い、入り口に勢ぞろいして、結婚式の新郎新婦のごとく、来場者を出迎える。会場の職員に”見ててごらん、講演が始まると、全員揃って帰るから”と、言ったすぐ後、全員が帰ったのには、苦笑してしまった。人数を集めたい主催者側の思惑と、顔を売りたい政治業界側の思いの結果であろう。せっかくの”やればできる日本を良くする経営道”の講演は、誰も聞いていかなかった。”顔を出すこと”が”良い議員”の代名詞のように”脅迫”する有権者のなせる効果か。夜な夜な会合を回らなければならない、その性。他人事ではないが、うら悲しい。 懇親会まで参加していただいた、T教育委員さん、ありがとう。
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