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ひょんな事から引き出される葛藤 2002年12月14日(土) |
よくNHKなどで、 「懐かしのフォークソング大全集」 とかやってるじゃないですか。 今日も7:30からやってましたね。 僕はこの手の回顧主義バンザイ的番組って、 どうも好きになれないんで、 あんまり見る習慣ないんですよ。 しかしながら、 闘魂の大学紛争世代ど真ん中である親父や、 「神田川」が流れてくると、 思わず遠い目をしてしまう母さんは、 NHKの思惑にずばり当て嵌っているらしく、 普段あまり見ることのできない素早い動作で、 テレビのリモコンを手元に引き寄せてしまいます。 我が家族評議会における民主主義は徹底しており、 2:1で負け街道まっしぐらの僕に、 チャンネル権が譲渡されることはありません。 仕方なく、 米粒をもさもさと口に運びながら、 僕も一緒になって、 若かりし頃のさだまさしなどを眺めるわけです。 と、言うとなんだか嫌々見てるようですが、 なかなかどうして。 最近、この手の歌もいいなぁと思うようになりまして。 ぶっちゃけた話、 「神田川」や「なごり雪」は僕も好きです。 あ、そこ。おっさん臭いとか言わない。 何よりね、 すんなり頭に入ってくるんですよね、 この頃の歌って。 発売されてからもう20年以上経ってるのに、 わりとスムーズに口ずさむことができる。 ところが、 ここ10年の歌で、 何でもいいから一曲歌ってみろと言われて、 すんなり歌詞とメロディーが出てくる曲って、 そうはないと思うんですよね。 世の中がスピード化されていくにつれ、 大衆に好まれる音楽のビートも速くなる、 という話をどこかで聞きましたが、 本来日本人のリズム感は、 田植えや農作業に根ざした、 2ビートが基本になってるんだそうです。 音階や使われる楽器にしてもそう。 技術の進歩に引きずられ、 複雑化するのは悪いことではないのかもしれない。 でも、時折そんな複雑化の鎖を背負って歩くのに、 疲れてしまう時が誰しもあると思うんです。 なんか、 何が言いたいのかよくわからん文ですいません。 僕は「癒し」とか、 「懐古」だとか、 そういう言葉はあまり好きではありません。 ただ、 そんな疲れを感じた時、 ふと「単純」に立ち返ってみることは、 決してダサくもないし、 変にカテゴライズしてバチっと決めるより、 よっぽど良いんじゃないかと思うわけです。 やっぱり何が言いたいのかよくわかりませんね…。 まぁ、あくまで日記なんで。 「自分に言い聞かせた」 という方向で、どうかご容赦を。 えーい、本日はこれまでっ。 |