蛇腹食堂
書人*なび太

   

  




夢広がる商品名
2003年01月09日(木)
なんつーか、こう、
最近どうにも気になる商品がありまして。
いつも通学に使う山手線の車内に
その広告は貼られておるのです。



携帯用液状絆創膏
その名も
「コロスキン」



殺す+菌+skin(肌)=コロスキン?



うわ 安直!!
「消臭力」も真っ青のストレートさ。
わかりやすーい!



それにしても、
商品名で「ころす」はヤバくないのだろうか。
英語表記した場合だと「coloskin」になるらしいので、
どうも直接の関連は回避しようとした努力は見られるものの、
なにげにギリシャの「colosseum(コロシウム 円形闘技場)」
にかすってしまった辺り、
余計に殺伐としている気がしてなりません。
キャッチコピーにしても、
「小さなキズにはコロスキン」
の後にハートマークなんかつけたりして、
どうにかお客様に好印象を押し付けようとしているのですが、
なにせ商品名のあまりの凄まじさに、
全てが滅殺されています。



しかし、なにより気になるのは、
どうもその語感から、真っ先に頭に浮かぶのが、
天才少年発明家が開発した「あの小型ロボ」だということ。


↑コレ

考えてみれば、
彼も「ころ」をカタカナにして
可愛らしさ演出してみたりしてはいるものの、
発音してみるとハッキリ「ころす」と言っており、
その愛らしい容姿とは裏腹に、
全身から戦闘意欲を迸らせているではありませぬか。

4次元ポケットこそ装着していないものの、
未来から来た猫型ロボットに勝るとも劣らない程の、
高度な「AI」を搭載。
伸縮性の高い自在アームで各種道具の使用が可能。
そして、元の素材が廃品(ゴム鞠)から生まれたとは、
到底思えない豊かな表情を生み出す顔面で人間を魅了。

ひょっとすると彼本来の開発コンセプトは、
いずれ量産化を目指し、
全国の諸大名に贈られる、
江戸幕府虎の子の「愛玩型隠密兵器」だったのでは…。
そうすると、彼の基礎設計者であり、
かのアインシュタインも真っ青の天才っぷりを発揮した、
奇天烈斎様(名前からしてこの人のマッドネスさがうかがえる)
が何故世に出ることもなかったのか、
なんとなく納得がいくではありませんか!?




と、ここまでを
山手線の車内でぼんやり考えていて、
ふと思ったのですが、


こんなこと考える余裕がある
日本国って
なんだかんだと言っても
当面平和なんだろうなぁ…
と。


「お前が奇特なんだよ」という突っ込みはナシでお願いします。




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設計*しゑ(繊細恋愛詩)
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