2010年10月07日(木) |
『名探偵ポアロブラックコーヒー』 |
シアター1010は常磐線で会社からすぐなのですが、キチンと食べるにはちょっと時間が足りなそうだったので、ファーストフードでお腹を満たします。 マックのソルト&レモン初めて食べました。作りたてでトリの皮がパリッパリです。チーズがなじんでいなかったのがちょっと残念でしたが、とても美味しかった。
さて劇場内、ポアロ役の三波さん宛の花が多かったのですが、それにしては女優さんの花がない…と思ったら、階段挟んで逆サイドが全部貴城さんでした。特に宝塚のOGからの花がたくさん。Iさんと二人で宝塚出身者は花代もバカにならないなどと言い合っていました(笑) イブサンローランからの白薔薇は品があってとても素敵でした。 推理劇の再演ということで、二回目の私は犯人がわかっているのですが、一緒に観るIさんは初めてなので、言いたくても言えないことがたくさんあります。 事件が起こり、取り調べがあり、1幕が終わっても、助手のレイナーの登場時間の短いことったら!助手ってことさえまだポアロに言ってないよ。 一幕は我慢なんですよ! 二幕も半分まで我慢です! この辺が『マウストラップ』との違いですね。あの話はどのキャストも入れ替わり立ち替わり舞台に現れるんですが、『ブラックコーヒー』は、出ない人は本当に出ない…。ジャップ警部も二幕の中半からの登場ですから!
一応キーパーソンなので、後半はしっかり自己主張してくれて良かった〜。 スタイル良いからスーツは似合うし、舞台では初めての(といっても再演だけどね)性格悪い役もきっちりこなしていて本当に良かった。 性格の悪い内海なんて、パラレル本(笑)の中でしか出会えないと思っていたんですが、二回目でもやっぱり良いものです。しかも前回より憎々しさがアップしてますよ〜。
終演後のトークショーは三波さんが進行となって、倉石さん→榛名さん→内海→貴城さんの順で話を振って行くんですが。 宝塚出身の榛名さんは『ベルばら』初演の方。「あれはかれこれ36年前〜」という話から、森繁さん(故)の言葉まで披露してくれました。 「いっぺん山の頂上に立ったんだから、別の山に登るにはまた麓から昇らなくちゃならないんだ。頂上から頂上へは行けないんだよ」という感動話です。 それを拾った内海は「僕も5年ほど前に山からおりましたから、今のお話、とてもよくわかります」(場内笑) 三波さんも笑って「アイドルでしたからね〜」 …この日記読んでる人はたぶんわかると思いますが、突っ込みたいですよね! 5年前っておまえ、いくらなんでもサバ読み過ぎだろう! 榛名さんが30年以上前のことを語っているというのに、お前と言うヤツは… 〜なーんて思ったりするのも、トークショーの機会があればこそです。舞台の上だけでなく、自然な内海のことを見ることができて本当に良かったです。
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