好きな人のを適当にいろいろ。
『薔薇を拒む』近藤史恵 現実に追い詰められている少年2人が、金持ちに住み込みで雇われるという話。どきどきしながら読み始め、途中まったりし、最終章の「供物」が大変良かった。ラスト数ページの素晴らしさは最近とくにすごいと思う。 博人視点で終わるけれど、同じシーンの小夜の心理をや、薫のラストシーンの心理を考えるともだえる。3人とも半分不幸で半分幸せ。後ろ向きのハッピーエンドが大好きです。
『あなたに贈る×(キス)』近藤史恵 致死率100%の病の感染ルートは唇を合わせること、という設定なんですが…、年下の女子に「悪態が惚気にしか聞こえない」とか言われてる同性バカップルが出てきます。大人仕様に書けばすっごく重い話になりそうですが、YA仕様…だからあっさり流されてて惜しい気もします。 ふと我に返って、同性にする必要ないんじゃ?あるか?まぁ、一見普通のこういう本を読んで転ぶ転ばないがその後の人生に多大な影響をあたえるんでしょう。
『マドンナ・ヴェルデ』海堂尊 『ジーン・ワルツ』と同時進行の、代理母山咲みどり視点の話でした。ジーンワルツとの連繋が面白いです。 生まれた子供をどうするか…は『医学のたまご』で知っているのですが、そこに至るまでの母と娘の攻防がとても読み応えがありました。 ユミが意外に大活躍しています。
『GOSICK』1〜6桜庭一樹 探偵モノなんだけど、その展開は置いておいて、ヴィクトリカが可愛いです。服装も可愛いけど、性格も意地っ張りで素直に好意を表せない可愛らしさ。それで頭は異常に良いから、余計にひねくれちゃうのが良いです。九条を挟んでのアブリルとラブコメも可愛い。 ところで、灰色狼の末裔って、前にもどこかで聞いたような気がするんだけど、どうしても思い出せない。うーん、どこだろう。ウルフズレインじゃないし…もっと他……?
あとは、アニメ原作で 『オオカミさんと7人の仲間たち』『オオカミさんとおつう先輩の恩返し』 可愛い話です。
『金閣寺』三島由紀夫 電車の中で読もうとすると、何度チャレンジしても、数頁で熟睡してしまいます。いったんあきらめて、再チャレンジしよう。そんな読み方あり;
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