ライトノベルから時代小説まで幅広くいろいろ。
『GOSICK s』1〜3 s1はヴィクトリカと九条が出会う話を含めた短編集。それぞれが学園に来た時の様子がまた可愛いというかなんというか… 怖い様相の侯爵が「三つを切らしてはならない」と言った三つが「書物、甘い菓子、フリル」書物はともかく、どんな表情で「甘い菓子、フリル」って言ったんだか!! s2、s3も短編で、ヴィクトリカは体調不良かその場にいない安楽椅子探偵ぶりをはっきしてます。 風邪のときの可愛さも大好きです。「…う」とか「ぐじゃっ!(くしゃみ)」とか、うめき声だけの時は、普段とのギャップがあって余計に可愛く感じますよ!
『天地明察』冲方丁 春海のとぼけた感も良いですが、道策の可愛らしさが大変気持ち良い話でした。 測量の旅の先達2人がとてもよくて、お別れするときには泣いてしまいました。時代小説だけあって、水戸のご老公とか会津藩主とか、もちろん家綱、綱吉と知った名前が出てくると読んでいて楽しいです。水戸様がカッコよすぎます。
『砂漠の悪魔』近藤史恵 すごい変化球で悪魔が出てきてあっけにとられましたが、ラストシーンに向けての「悪魔」だったので、ああそういうことなのかと思えました。 今回は好みのキャラがいなかったのでちょっとものたりなかったです。
『エデン』近藤史恵 たんたんと終わってしまった。山場は…? 山岳コース!あそこか! 白石がヨーロッパでも活躍している姿を読むことができて良かった。もう続編はないかな。 ニコラと再会して「超弩級の呪い」のお話をして欲しいけど、「おまえにはいつか話すかも」って、たいてい話さないんですよね。
『ブレイズメス1990』海堂尊 まだまだ話は始まったばかり…という印象。世良くんはこの時点では貧乏くじだな〜。周りは世良君いじりですごく楽しそう; 葵ちゃんを書くんだ!?っていう驚きもあった。
『うさぎ幻化行』北森鴻 これが最期の本なんだな〜と思うと感慨もひとしおでした。兄と妹の関係がとっても私には美味しいものでした。水琴屈の回も好き。愛と憎しみはかみひとえ…
『ゆんでみて』畠中恵 第1話のショックが大きくて、ずっと不安なまま読み進んで行きました。もう、最後がどうなるか不安で不安で。時をさかのぼって、さらに戻って、生目神様がこっそり活躍するのお話でした。 妖怪ネネコさんがかっこ良くて好きです。あの終わり方だと、佐助との展開はどうなるんだろう。なんかもったいない;
|