ととかむにっき。
★GENと・にしやまと・いたちたち★

2007年02月06日(火) トトさんの旅立ち。

  2007年 2月5日(月曜日)。
  詳しい時間は分かりませんが、
  トトは旅立っていきました。
  体から、です。
  心はきっと近くにいます。たぶん。
  この数日、足腰が立たず、悔しそうにしていたので、
  部屋の中を自由自在に飛び回り、
  満足そうにしているかもしれません。
  ジョジョと同じように、姿は見えないけれど、
  やっぱり、ととかむ家の長男は、
  この家にいます。きっと。

  にしやまが7時頃帰宅したときには、
  すでに冷たくなっていたようで、
  8時ごろにGENが帰るまでに、
  トトをお風呂に入れてくれていました。
  とても安らかそうで、手までそろえて、
  寝ております。思う存分寝ています。

  



「おやすみなさい」


  


花の似合う貴公子でございます。


  おなかを、ふと見ると、
  ぽよぽよしています。
  朝、GENが出掛けにシリンジであげた、
  カケシアがお腹に残っているようです。
  ということは、
  僕らが仕事に行って、すぐくらいに、
  旅立ちの時が訪れたのかも知れません。

  そばには茶々がいたはずです。
  さみしくはなかったと思います。
  もともと孤独が愛しているかのような、
  そんなトトでしたから、
  もしかしたら、
  うっとうしいくらいだったかもしれません。
  それならそれでもいい気がします。

  


「どうしたくま?」


  ととかむ家は、このトトからはじまりました。
  GENがトトを飼い、
  その後、にしやまがカミオーに出会いました。
  トトがいなければ、ととかむ家はありませんでした。
  何度か、たしか、二回くらいでしょうか、
  トトは死にかけました。貧血などでです。
  手術をしたこともあります。
  もうダメだと思ったこともあります。
  新居に引っ越すことは無理かとも思いましたが、
  こうやって、新しい家で最期を迎えることができました。
  それはただ、うれしい気持ちです。

  トトは、すごくすごく、
  いやひいき目なしで、
  賢い、いたちでした。
  ほんと、おどろくくらい。
  トトは、すごくすごく、
  見栄えのいい、いたちでした。
  いつも写真のベストショットは、
  トトでした。

  そんなトトも年を取り、
  いつか必ず来ると分かっていた時が、
  確実に近づき、
  ほんと、もう目の前になったとき、
  僕らは覚悟しました。したはずでした。
  けど、覚悟とかなんとか、
  関係無しに、
  覚悟していたはずなのに、
  やっぱり、涙が出るもんなんですね。
  なんだか不思議です。

  ととかむ家の、
  永遠の長男は、魂だけになったけれど、
  やっぱり、近くにいます。
  ずっと。きっと。

  トトは、明日、
  水曜日の午後に、火葬します。
  今晩まで皆と一緒です。

  二人の口から出た言葉。
  「おつかれさん」
     と
  「ありがとう」

  トト、本当に、ありがとう!


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