いっしょくんの日記

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2002年08月12日(月)  雛 2


 朝目が覚めると
 寝ぼすけ娘はもう起きていた

 感心感心
 雛に餌やりね

 そう思って起きていくと
 雛の入っていた箱が空っぽ
 そんなに触ったら弱ってしまうと
 言ってやらなくてはと思い
 雛をそっとしてあげなさい
 というと
 「死んでたの・・・・」
 えええええ?
 あんなに元気だったじゃない・・・・
 「上を向いて倒れてた・・・」
 
 なんてはやい 雛騒動の終結
 で・・・どこに・・・いるの?
 「はやくしないと 腐ってしまうから
  お墓を作って埋めた・・・」
 ・・・・はやい・・・のね・・・

 気になって 早くに見にきたらしい
 朝の弱い娘にしては とても珍しいこと・・・・
 雛の死は 早くから 確認していた
 こういうところは 私と少し違っている
 たくさんの動物と関わっているだけに
 生き物の死を 多く見ている
 雛の死を 受け止めて 腐敗を恐れ お墓に埋める・・・
 クールというか さっぱりしているというか・・・・
 私としては ものたりない 死の受け止め方である
 私がこのくらいの頃
 死にそうなつばめを拾ってきて
 バスケットにベットを作り
 部屋に置いていた
 次の日学校からいそいで戻ると
 母が狂ったように怒っている
 「死んだ鳥なんてしまっておかないでちょうだい!!」
 ・・・死んでしまったか
 怒られた事より 死を確認した方が悲しかったっけ・・・

 表現の苦手な娘にしては
 お墓を掘り 埋めるという作業の間
 悲しみでいっぱいだったのだろう
 
 どうして死んでしまったのかな・・・
 やはり車に揺られて 冷房にあたったり
 夜暑かったりで 耐えるには小さかったし
 弱かったんだろうね・・・

 寝る前に 暗闇から見つけてきた
 大蟻をあげたことが 娘の心を少しは軽くしたようだ
 死ぬ前に あげられてよかったよね
 2人でそう話した

 神様のもとで お役に立つ事をしているね
 天使さんと 飛ぶ練習をしているかもね
 恥ずかしいけれど そう思うのは 私のほう・・・


      
       死


    お母さんは死ぬんだよ

    お父さんも死ぬんだよ

    ねぇねも死ぬんだよ

    じぃじもばぁばも死ぬんじゃうんだよ

    みぃーんな死んじゃうんだよね

    なんかさ こわいよね

    涙がさ 出ちゃいそうだよね

    嫌だよね・・・・


         (4歳のことば)





  
 


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