2週間ぶりに手話講習会の再開です
゛手話は使わないと覚えない゛ そういう結論に達しています 技術の向上には こういう生活は好ましくないです 独り言でも テレビを見ながらでも ラジオにあわせてでも 手を動かすべきです ・・・・・ね・・・・・はい
今夜の講習会は テキストのお勉強を少しはなれて 聴覚障害者(聾者)との交流会です 休みに入る前からとても楽しみにしていました こういう方法こそいいチャンスですから
地域の聾者で 講習会やサークルに参加する方は ほぼ メンバーが決まってしまいます 聾者も私たちと同じように 人の輪の中に入って おしゃべりをするのが 好きな人と 苦手な人がいるわけですから・・・ 以前よくお会いした方もいらしていて 久しぶりの再会に たどたどしい手話を 精一杯使って 喜びを伝えました
交流会では 主催者側が楽しいメニューを用意していて 地名のビンゴゲームや手話しりとり 自己紹介ゲームなど 存分に手話を使う内容でした 中でも難しさを感じたものは 伝言ゲームです 手話を使わずに 健聴者から聾者へ 聾者から健聴者へ口話で伝えていくものです 何が難しいかというと 「たまご」「たぱこ」「なまこ」 「かんばん」「かんぱん」「あんぱん」「ざんぱん」 のような言葉の違いを 読み取るものだからです 今回は「とけい」でした 聾者は生活の中での慣れもあるのでしょうか 小さいころからの訓練もあるせいでしょうか はたまた 勘もいいからでしょうか 読み取りが早いのです あまりにも伝わり方が悪いので 少し方法を変えてみました 身振りもつけていいことになり 「ボール」を伝えます 始めの健聴者が丸いものをあらわしてから つくまねをしています 健聴者には伝わらず 同じ身振りだけを伝えていきました でも最後の聾者には 「あぁっ!ボールね」 と・・・伝わったのです 言葉を伝えない伝言ゲームの面白さだと感じました
伝え合うことには 「勘」て大切です 相手が伝えようとしていることを 感じ取ること・・・ 「わからない」と心を離してしまっては 伝わらないのではないでしょうか・・・ 「なに?こう言いたいの?こうしたいの?言いたいのは こういうこと?」 自分の心を相手の心に絡めていく ひっかけていく そういうイメージがあります 相手もこちらがわかりたいと思っていることを感じ取り 何度も伝えてくれます
やはりテキストでは学べないことは大きいです テキストで学ぶことも大切なものばかりですが・・・
これだけ大勢の聾者と過ごせることは めったにありません 貴重な時間をいただきました
伝達
会話が成り立つには
伝える心と
受け取る心が
瞬時に働いている
「勘」は心を助け
心は豊かになる
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