いっしょくんの日記

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なんとなく 読んで下さいね。

2002年09月03日(火)  限界

 夕べは手話の講習会だった

 夏休みと交流会で
 なんと8月の講習会は
 一度もテキストを開かなかった事に気づいた
 「右から左に忘れてるわぁ」
 そんな声があちこちから聞かれる

 ピアノを猛練習した後
 一週間弾かないと
 指が動かなくなっていたという経験がある
 手話にも言える
 使わないと手が動かなくなる
 単語の数からすると
 さほど多くないのが手話である
 使いまわし・・をする
 ひとつの手話に なんとたくさんの意味があり
 その使い方には 驚くほど多いものもある

 夕べのポイントは 「指を使って明確にあらわす」だった
 「私には3人の子供がいます 長男 次男 長女です」
 という例題・・・
 右利きの私は 左手に3本指を横向きに出して
 上から「男」中指で「男」薬指で「女」とする
 8月の予定は・・・というときは 
 左手に4本指を出しておいて
 人差し指が一週目 中指が第二
 薬指が第三 小指が第四週目と表し
 ひと指し指を触って 「第一は会議」
 中指と薬指を触って「第二と三は勉強会」
 小指を触って「第四は講習会」
 というように 目に訴える

 ・・・・と そこで素朴な疑問・・・
 12人兄弟は・・・どうしよう
 自分がそうでないからいいけれど
 きっと同じような疑問を持つ人が現れる
 そのときにどう説明しようか・・・
 そう思ったら聞かずにはいられなかった
 隣の女性に尋ねると とてもわかりやすく
 「一度に全部出しておかないで 一人ずつ説明していくのよ
 こうして 5人まで数えたら ひとつずつ減らしていくか・・・」
 ・・・そこで沈黙・・・・
 「10人以上ねぇ・・・」
 あ・・・ごめんなさい 相手にわかれば
 その場で努力・・・ですね
 「兄弟はともかく 家族が両手では足りなかったら
 どうするのかしらね・・・」
 うーん・・・
 早速 聾者の講師に尋ねた
 「あ・・・それはね・・・ひとり・・・ふたり・・・
 ってやっていくでしょ?それからね・・・
 ・・・・・・・???」
 手話が止まる
 「わからないや・・・」
 (笑)
 手話通訳士の講師も
 「はっきりとしたやり方はないけれど 
 私はこうやるわよ」
 と・・・あらわした
 最終的には 相手に伝わるようにあらわす努力を
 すればいい・・・と言う結論

 「私には3人兄弟がいる兄と弟です」
 という文章も
 「私」「兄」「弟」「いる」
 という手話を使うのと
 「私」「3人」「兄弟」「兄」「私」「弟」
 丁寧にわかりやすく・・・と考えるあまり
 無駄な手話がたくさん増えてしまう
 省きすぎると 伝わらない
 整理して伝える 一瞬にしてその判断をする
 これが技術だろう
 迷わない 間違えていないのにやり直さない 止まらない
 わかっていても まごまごしている

 伝達のスペシャリストには
 まだまだ遠いと感じた


    
      目

    心の声を 目で聴き入れてください
       
    心の言葉を 目から受け入れてください

    目でも耳でも

    感じるのは心

    伝え合うのは心です
 
 


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