8年ほど前の夏・・・ 私の反対を押し切り 実家の母と上の娘が お祭りで亀すくいをしました 銭亀とか 緑亀とか言う 五百円玉くらいのかわいい亀ちゃんです 「亀吉」と名付けて 砂利を敷いたり 陶器のお城を入れてあげたり 結構かわいがって育てました でも亀って結構ばい菌があるとかで 掃除は私の仕事です 甲羅を親指と人差し指で持って 流しの排水口に流れてしまわないようにと 気をつけて洗ったものです 次第に大きくなり 甲羅がやっと片手で持てるくらいの頃は 甲羅からはりはりと皮が剥けて べっ甲だ・・・なんて思ったりしました それが段々に親指と人差し指で挟めない大きさになり 暴れると爪で引っかかれそうで怖い存在になってきました 今年で8年ほどになる亀吉は 縦30センチ 横20センチほどです・・・ すごいですよ 巨大ですよ 『いつか「ガメラ」になっちゃうよ』 と 子供たちに脅しをかける日々・・・ 「いいじゃんそのほうが 飛べるし」 ・・・そんなわけなかろう 当時のままの飼育箱にいるのですが すいすい泳いでいた箱が 今はきちきちで向きを変えるときは 体を立ち上げて縦にしてから ドボンと反対へ倒れる状態です そんな亀・・・見たことない 小さかった模様は 体と共にとてもグロテスクになり 刺青のように手足首筋に波を打つ 黄緑と緑と深緑の渦を巻くような柄 とても凝視できません たすけて・・・ 大きな箱に替えると 水と亀吉で 持ち上がらないのです 熱帯魚の水槽などにもしたことがあるのですが とてもとても掃除が大変で・・・
さて・・・亀吉の悪臭に耐える家族と 亀吉の幸せを願い このたび・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・。
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