くるくるくろりくくろにくる
いんでっくす|ふるいの|あたらしいの
不思議なもので、自分の中に何かテーマが有るとだ、それに即した物事に出逢う。 本やら映画やら。 シンクロニシティの醍醐味つーやつです。
今日はシャマランの「サイン」を見る。
見逃して見逃して、今日見ることになるのも又必然なのかぁとシミジミする。
前作、前々作の雰囲気とはちょいと違うこの話が、どんな展開になるのか、全く前情報を無し、ストーリーのさわり位は知ってるって程度でいざ観賞。
いやいやいやどうなんだろう? 好き・嫌い、良い・悪いがハッキリ分かれる映画でしょうなぁ。 なんせ密室SF。 オイラSF的アプローチでかましておいて実はヒューマンサスペンスとか勝手に想像していたんだよ。 本当にSFだなんてこれっぽちも思わなかったなぁ。 ミニミニ・インディペンデンス・ディ。 制作費の無い学生達が知恵出し合って宇宙人大侵略をどうやって映像にするか?的な手法がオイラ的にはツボなんだが。
だもんで、ええ?こういう映画だったの?って半信半疑のまま物語は進む。
なのでだ、なんとなくあっけに取られた状態で終わってしまった。
タイトルとテーマとメル・ギブソンの芝居と判り易い伏線(今回は珍しく)がしっかり一つに纏まっているのは頷ける。 SFとは言いましたが、宗教的な意味合いの強いヒューマンドラマって言っていいんでしょうかねぇ。 妻の事故死に拠って信仰を失った主人公は、息子の命が偶然が重なり救われたことに拠って自分達が何かに守られていると感じ、そこに人知を超える何かのサインを見る。 何か=神 そして主人公は信仰を取り戻す。
オイラは具体的な信仰は持っていないが、重なる偶然は既に偶然ではなく必然だと 思う。
人は出逢うべき物にしか出逢わない。
今書いている小説のテーマがちょうどそんな話。 自分では、その出逢う出来事、物、者には良い・悪いの性質は無く、それを決めるのは己の心持だと思っているんだけど、まぁ、精進が足りませんで、中々そんな域には達せずだなぁっと。
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