あまおと、あまあし
あまおと、あまあし
 せ、世界を救う? 2002年03月01日(金)

 再び「指輪物語」のオハナシ。
 映画はおそらく見に行かない……のは、心の中にとっても大事なものとして仕舞われている中つ国のイメージを壊したくないから。
 というのもあるんですが。
 あの、映画のキャッチコピーと言うんですか? 
 テレビでしょっちゅう流れているやつ。

「その指輪の持ち主が、世界を救う」(←えらくうろおぼえ)

【怒】「ちっがーーーう!!!」

 と。あれを聞くたびに全国放送で訂正を入れたくなるから。
 違うんです。フロドが世界を滅びから救うんじゃないんです。いや結果的にはそうなったんですけど、でも指輪の話の流れは違うんです(涙)
 あうあう。いや、詳しく書くとネタバレなので未読の人にはアレですし。
 「指輪」は確かにRPGゲームの元といえますが。
 いわゆる勧善懲悪の英雄物語とはチガウ……ハズだったんですが私の誤読でしょうか(汗)
 最終的に、英雄としてあがめられるのはお供だった筈のあの人とかあの人。
 フロド君の最後は、なんつーか読了後何年も心を焦がすような黄昏っぷりで、それが「指輪」の素晴らしさでもあるんですが。
 あの微妙に自分の認識とずれたところにあるキャッチを耳にするたびに。
「見ねえぞ」
 と決意するのはへそ曲がりな私なのでしが。

 つか。
 凄い売れてるという評判だけで「陰陽師」をまとめ買いしてきたあげく、「つまらない」とか言って、そのくせ「でも全館揃える」と訳のわからない主張をする身内が、おそらくきっと今回もテレビとか雑誌の評判につられて見に行ってるであろう事への対抗心、かもしれません(をい)
 そうやって、世間の評判とか雑誌の特集に騙されてんなよなーって。
 会うたびに言ってやりたくなるその人に、ワイドショー乗りで「指輪」の話を振られるのがイヤなのでした。
 もっと自分の感性を信じろって。

 
  






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 著者 : 和禾  Home : 雨渡宮  図案 : maybe