あまおと、あまあし
春眠
2002年04月15日(月)
窓の外は
暗闇? ──いいえ消えることのない
灯火がきらめく
カーテンの薄い布地を通して
聴こえてくる
車の音
バイクが一台
峠を登っていく
スキール音
闇は
内側にばかりあって
きっと
不安になるのだ
四角い部屋に閉じ込められた
静寂に
あなたが
喪われてしまったような
錯覚 幻覚
──現実?
夜気は暖かで
放たれた体温は
紛れてしまう
春の夜
息を詰めて
かすかな寝息を探す
貴方の
存在を
怯えながら
探している
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著者 :
和禾
Home :
雨渡宮
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maybe