あまおと、あまあし
あまおと、あまあし
 は、ハウル……? 2002年12月16日(月)


基本的に活字人間であります。
だから映画化については激しく抵抗がある。
てかっ。
スタジオジブリの次回作がとっても許せないのであります。

邦題は「魔法使いハウルと火の悪魔」
もう、本当に、大好きな大好きな作品なのですよ。
世の中を斜めにしか見られない、ひねくれ者で怠け者、派手好き遊び人の大魔法使い(笑)ハウル。
長女だから自分は何をやっても成功しないと思いこんでいた、少女ソフィー。
ソフィーは呪いによって老婆に変えられてしまっても、パワフルで最高にラブリーなのですよ。
二人がすれ違いを重ねつつ、火の悪魔の呪いを解くその過程は、恋愛ものとしても最高にスリリングでありましてねえ。

何故に
<科学と魔法が入り交じった世界を舞台に、戦争前夜、魔法をかけられ、90歳の老人にされてしまった18歳の少女ソフィーと魔法使いハウルの恋を描く>
こーんな話しになってしまうんでしょう。
いつ、いつハウルの世界が科学と魔法の入り混じった世界になったと?
戦争前夜ってどこの国の話よ?
そもそも。
誰もが振り向くような美形のハウルが、ジブリ絵ではどう表現されるのかっ。
老婆になってしまったソフィーは。
カルシファーは。
ああ。
止めてくれーーー。
設定をこねくりまわすんなら、潔くオリジナルで勝負しろよ。
ハウルの名前を使うなーーー(涙)

「はてしない物語」の映画化作品に、落胆の涙を落としたのはもう遥か昔のことでありますが。
こいつも変な続編が製作されているらしく、ダブルショック。
映画化なんて大っ嫌いだーーー。



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 著者 : 和禾  Home : 雨渡宮  図案 : maybe