あまおと、あまあし
あまおと、あまあし
 2003年02月09日(日)


偽りの月に騙され
君は手に入れた
太陽、激しく燃えるものを

けれど君
どうして熱が虚空を渡ってこれよう
空の星は
いつだって冷たく輝いている
この背中が温もるのは
焦がれているからだ
あの輝きに

傍らの輝きに身を染める
月を望んでいた君は
行ってしまった
小さな星になるために




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 著者 : 和禾  Home : 雨渡宮  図案 : maybe