デコラのひとりごと。
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4月24日(月)に退院しました。 この時の心境としては、退院後の生活が不安で不安で・・・(泣) だってこれからは、看護師さんも助産師さんも助けてくれない。 もちろん家族が手伝ってくれるだろうけど、 本当の意味での「母親」としての仕事はこれからなのであって 重い責任とプレッシャーでいっぱいいっぱいな私なのでした。
1週間の入院生活。は、あっというまで 楽しくもあり辛くもあった日々でした。
出産の翌日はダンナが朝から夕方まで居てくれたのですが、 母子別室という環境のため、母親以外の人の赤ちゃんとの 面会時間は決まっていてダンナは面会時間がくるたびに、 ガラス越しにいる我が子をデレデレと見つめていました(笑) ダンナの携帯は今時珍しくカメラがついてないやつで、 それでもどうしても写真が欲しかったらしく 私の携帯で写真を撮りまくり、SDカードを持って いそいそとカメラ屋さんに現像に走ったり。 その日のうちに鹿児島帰る予定だったんだけど、 よっぽど名残惜しかったのかフェリーに乗り遅れて、 結局は陸路で高速使って帰ることになったり(笑) すっかり子煩悩な親バカパパと化したダンナです。 そして、私はというと・・・。 母子別室だったせいか、一夜明けてもまだ母親になったという実感がなく ぽわん、と夢見心地にガラス越しの我が子を見つめたりしていました。 ・・・と、いうのはその日の午前までのことで。 午後からはさっそく授乳が始まって、イヤでも母親の大変さを 実感することになったのですが。
入院生活。それは、 「授乳で始まり、授乳に終わる」といった日々でした。 3時間おきに授乳室へ行き、1時間かけて授乳。 ということは、合間の2時間にご飯食べたりシャワーあびたり お見舞い客の相手したり仮眠とったりしなくてはならなくて。 他にも、いろんな子育て・産後の生活の指導があったり診察があったり けっこうハードスケジュールなのです。
妊娠中、出産を甘くみていた私ですが 「母乳で育てる」ということもまた、甘く考えてました。 ところがどっこい。母乳が出ない(涙) まだ乳腺が通ってないらしく、吸っても吸っても母乳が出なくて。 疲れた我が子は途中で眠ってしまう始末。 毎回一番に授乳室へ行くのに、毎回最後まで授乳室に残ってる 落ちこぼれとなってしまった私たち親子。 授乳の前後に赤ちゃんの体重を量って母乳の量を調べるのだけど 毎回、「0」。へたすれば「マイナス」になってることもあり、 一番良い時で「10」だったなぁ。 助産師さんが、毎日おっぱいマッサージをしてくれたりもしたんだけど。 今度こそ今度こそ、と思えば思うほど出なくて。 夜中にひとりでベッドで泣いたこともありました。 そして、不足分のミルクを哺乳瓶で飲ませないといけないんですが、 それもまた眠っちゃってなかなか飲んでくれなくて本当に大変でした。 他の子は大人しくおっぱい吸ってるのに、うちの子はなかなか起きてくれなくて、 口を一文字にギュウッと閉じて、それはまるで地蔵のよう。 無理に起こして飲ませようとすると、手でおっぱい押しのけたり。 う、生まれて間もないくせに!!!生意気な! でも、それもこれも全部、私のおっぱいが出ないせいなのであって。 ごめんね、と落ち込んでしまったり。 そんなこんなで、体力的にも精神的にもかなり辛い入院生活だったわけです。
でも、もちろん辛いことばかりだったわけじゃなく。 私が出産した日とその翌日は出産ラッシュだったみたいで 全部で7〜8人のママ&赤ちゃんがいました。 (生まれない日は全然生まれないのにね。やはり潮の関係?) 同級生の友達もいたし、他にもたくさん友達ができて みんなでワイワイおしゃべりしたり相談したり励ましあったり。 それは本当に楽しかったです。 なんだか、短大時代の寮生活を思い出しちゃいました。 幼なじみや高校の同級生がお祝い持ってお見舞いにも来てくれたりもして。 母乳が出なくて悩んでた私に 「みんな最初はそうだよー。でも絶対に出るようになるから」と 経験談を話してくれたり、すごく励まされました。
辛かったけど、楽しかった。 退院する時は、やっぱり少し寂しかったです。 そんな入院生活。
decora
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