レプリカントな日々。

2002年07月20日(土) オヤジたちの熱い海。ーーーすもぐりゃんど建設が夢編ーーー


 人は昔々〜鳥だったのかもしれないね〜
 こんなにもこんなにも空が恋しい〜♪。

 違います。
 ヒトは昔魚だったんです。
 ホモ・デルフィナス(イルカ人間)を目指したフリーダイビングの第一人者、ジャック・マイヨール氏の冥福を祈ります。合掌。

 ということで年がら年中海が恋しいオヤジです。
 我々は自分たちのことを、素潜り+erで、すもぐりゃーと呼んでいます。
 そう、素潜り+islandで、すもぐりゃんどですね。
 いつかさだまさしみたいに小島でも買って、素潜りが好きな人たちのための聖地を作りたい。
 それがすもぐりゃんど構想です。

 フリーダイビングは「ヒトは体一つでどこまで潜れるのか?」を競うスポーツです。ジャック・マイヨールはヒトとして初めて100mの深海まで到達しました。水深100mでは、上下左右どこを見ても青一色になるんだそうで。
 明るさも何故か上下左右同じくらいなので、上下左右の感覚が消えます。
 その状態を表した言葉「グランブルー」というのは、同名の映画にもなりましたね。
 素潜りをしてても、水深10mを越えたあたりから上下左右の感覚は消え始めます。
 勿論、競技には最早体がついていけませんので、普段からそんな深海に潜ることはほとんどありません。
 すもぐりゃーはお遊び人です。海と海の生き物とたわむれるお遊び。
 大体・・・8mを越えたあたりで写真が奇麗に撮れなくなります。
 それより深いと大きなストロボが必要になります。
 ですから、最近では潜っても10m以上いくことはほとんどありません。
 10mあたりでふと上を見ると、ものすごく怖いです。(笑)
 「う、うそ・・・」っていうくらい水面が遠いですから。
 なるべく上は見ないように潜るのがコツだったりします。
 若い頃は20mくらいまではなんとか潜れました・・・。
 「暗いよ怖いよ狭いよ」の世界です。
 100mまでいったら、確実にちびります。
 ま、いくときは帰ってこない時なんで、恥ずかしくはないですけど。

 昔はウニやアワビをたらふく食ってました。
 今はそんなこと、興味もないです。
 最近はアワビさんを見かけないんですけど、何処へ・・・。
 環境保護? 基本的にそんな概念はオヤジにはありません。
 ゴミは持ち帰りますけど、それは環境保護以前にヒトとしてのマナーの問題ですね。

 スキューバダイバーさんによく言われます。
 「魚を上から見ても面白くないよ、横から見ないと」
 いえいえ、少しだけ気合いと根性が必要ですけど(笑)ちゃーんとお魚は横から見られますよ。
 一番の違いは、ふぉっふぉっふぉ。
 スキューバは30分でおしまいですけど、スキンは体力の続くかぎり海の中にいられます。
 若い頃は大きなゴムボートに飲み物や食べ物を置いて、8時間くらい入っていたことがあります。今思うと無謀の一言です。
 口の中の塩辛さをぬぐうためにも、あんパンとミルクティーは必需品です。
 海上がりのコーヒーは不味いので・・・。
 あとは奇麗な海が必要なだけです。
 海が豊饒なら三点セットで充分です。
 ただ・・・Tシャツは着てた方が日焼け防止にグッドです。
 友人夫妻はビキニのみで海に入りますけど・・・。
 南紀には水中生物最強の毒を持つというイモガイや、オニダルマオコゼもいますから、グローブもあれば最早完璧です。
 いや・・・基本的に生き物に触らないのが一番ですけど。

 友人のカノジョさんは、ボラを見ると水中でけたたましく笑います。
 水の中では簡単にヒトを見失いますので、場所がわかっていいんですが。
 「こっち見てボケ倒してるもん」とか言ってますけど・・・。
 どうやら彼女にはボラがお笑い芸人に見えるらしいです。
 ウニはぐねぐねと、あのトゲトゲを動かしてるんですよ。
 ハコフグはヒトに見つかると、目を見開いて硬直します。
 暫くして「はっ」と気がついてトコトコ逃げます。
 ドクウツボさんはいつ会っても怖いです。
 歌舞伎役者みたいに見得を切るのはやめて下さい。
 ツノダシやカゴカキダイは、いつ見ても誰かが塗ったような色です。
 キンギョハナダイは実に優雅に水中を舞っています。
 イシガキフグ?の背中の模様が人の顔に見えるからって、シビトフグって呼ぶのはいかがなものかと・・・>友人
 確かに、海藻の間に顔が揺れていると、息をするのを忘れますけど。
 アカハタを共産党と呼ぶのはアリということで。

 海に潜るなら息を止めなきゃ潜れない〜
 息を止めるのが嫌なら海には潜れない〜♪

 一世風靡セピア(誰それ?って突っ込まない・・・)の歌ですね。
 あの頃のギバちゃんは若かった・・・。
 私も・・・。

 さ。そういうことで皆さんもすもぐりゃーになってみませんか?
 海水浴場脇の岩場が僕らのステージです。
 海水浴場なら、帰りはシャワー浴びてすっきりね。
 数十万もする機材は必要ありません。
 近所のスーパーのワゴンに積み上げられている三点セットで充分です。
 海の中の景色も、生き物も、面白いよっ!

 今夜はまったりモードでお送りしました。






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