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大橋巨泉 - 2002年09月11日(水) 夕方友人から 「今日は近くの博物館に大橋正の作品を見に行ってきたよ〜」とメールが入った。 ハテ?誰だろう?と思い、 「大橋正は、大橋巨泉の本名か?」と返信したら、 「キッコーマンのマークとか明治のチョコレートの 包みなどの図柄をデザインした有名なグラフィックデザイナーだよ」 と返事がきた。 まったく、私ときたら。 大橋と聞いて、巨泉を思い出すこの情けなさ。 そして大橋姓の有名人を巨泉しか知らないこの世間知らずさ。 いったいどうしたことか!! 原因は、こうしてパソコンを打っている私の斜め後ろにある棚にあった。 そこに飾ってある大橋巨泉と無関係ではないハズ。 旦那がもらったというオーストラリア土産だ。 ただの置物ではなく、ボールペンとしての用途があるのがミソの代物である。 巨泉のお尻の下からが緩やかに先細っていき、先っちょに芯が付いているのだ。 キャップもある。先が吸盤になっているのでそれに差し込むと、わざわざ、巨泉を立たせることができる。 わざわざである。 しかも、こめかみの部分を2本の指で挟み、力を入れると 目の玉がみゅ〜〜んと飛び出る仕掛け。 なんのために? だからどうした? 2つの目が飛び出ている様は、黒い乳頭を持つ、まさにオッパイ。 で、そこから何の価値も見出せない私。 何もオーストラリアから来たボールペンのキャラが 「巨泉でなくても!」とも思うが、 巨泉はなんたってオーストラリアに拠点を移している。 もはや、コアラやカンガルーより有名な”ほ乳類”ってことか。 それとも、巨泉をキャラ化すれば日本人観光客への売り上げが伸びるとでも思ったのか。 海外では、日本は何かと誤解されがち。 「イツモ キモノヲ キマス。」 「チョンマゲ シテマス。」と同じノリで 「キョセン ダイスター ニホンジン ミンナ スキデス。」みたいな。 そんなこんなで、少しでも顔を左後ろに、大橋巨泉。 チラっと真後ろのテレビを見ようと、大橋巨泉。 いつも、大橋巨泉。 視界に入る確率、かなり高し。 そうやって日々暮らしているうち、潜在意識の中に 巨泉が埋め込まれてしまったんだな。 私は巨泉と一緒に生ている。 おしまい。 ...
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