台所のすみっちょ...風子

 

 

ショック。 - 2004年10月20日(水)

夕方寄ったスーパーで、買った品物を袋に入れている最中の出来事である。

台風が近づいているからなのか、今日は客が極端に少なく、

そこにいたのは私と20代の女の子の二人だけ。


静かな店内に、私達が手を動かすたびにする、

カサカサという頼りない音。

そして

お腹をくすぐるシューマイの臭い。

そう、そのすぐ側の一角では「北海道フェアー」なるものをやっていて、

大きな蟹シューマイを売っていたのだった。


良い臭いだったが、食べたかったが、給料日前だから買わない。

下をひたすら向き、気がつかないふりをして袋詰をしていると、

突然、「え〜〜ん、いいんですかぁ〜〜ん。すみませぇ〜〜ん」の声。

なんてことだ。見れば、シューマイ売りのおやじが、

私の斜め前にいた女の子に楊枝にさしたシューマイを差し出してるではないか。

もちろん、私にはナシである。


女ということではちっとも変わりがないのに、

少し若いということだけで、シューマイがもらえるのか・・と思ったら、

気が遠くなるほどショックだった。


こう書くと、大袈裟かと思うかもしれないが、それが証拠に

次に寄った薬屋で、買った品物をレジに忘れ店を出てしまい、

店員に「おきゃぁくさまぁあ〜〜〜!」と

追いかけられてしまいました。



おしまい。



...




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