台所のすみっちょ...風子

 

 

ピアス。 - 2004年11月26日(金)

今日、電車に乗っていたときの話である。

とある駅で2人の男性が乗り込んで来た。

一人は眼鏡をかけた30代。もう一人は20代ふうの

頭のトップの方を短めのシャギーで仕上げ襟足の方は長い、

まるでタコのような形のヘアースタイルの青年であった。


2人とも背広姿で襟には社章。パッと見、どこにでも

いそうなサラリーマンであった。

だが、彼らの近くにいた私は若い方の耳の当たりを見て驚いた。

彼の耳にはシャギーで梳いた毛がうっすらかかっていた。

その隙間からキラキラ覗く光。そう、彼はシルバーのピアスをしていたのだ。

そんじょそこらのピアスではない。

大きな安全ピンだった。

耳の上の方、付け根から入れ、耳の脇から出す、といった感じで

安全ピンが渡っていたのである。

解りやすく説明しよう。

まず耳全体を東京湾とする。

その安全ピンピアスは木更津から川崎まで架かる橋、海ほたるのようだったのだ。


人はそれぞれ個性があっていい。

けれど、社会人としてそれでは商売がしにくいのではないか?

取引先に行っても、あの姿じゃあ年配の人達にはウケが悪いと思われる。


ピアス自体は全然痛くないだろう。

彼が仕事で痛い思いをしないことを願うばかりである。


おしまい。



...




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail