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疑惑。 - 2005年05月20日(金) 無職なので、最近は前にも増して遅寝遅起きになってしまった私。 当然、人と約束をするのも、用事を済ませるのも お昼、または午後からということになる。 おととい、昼過ぎに出かけようとしたら、 またSさんと会った。 私を監視しているのか?と思うほど、何故か彼女とは良く会う。 無視するわけにもいかないので、鍵を閉めながら、 「こんにちは〜」と思いっきりの愛想笑顔で挨拶。 すると、彼女は引きつった作り笑いを浮かべ、 「あらぁ?これからお仕事〜?」と聞く。 前に書いたかもしれないが、私は仕事をしていることになっている。 下手に無職などと言おうもんなら、団地の婦人会の役員に させられてしまうからだ。 私は答えた。 「ええ、そうなんです!これから仕事です!」 躊躇う素振りも見せず、キッパリ言い切ったつもりだったが、 彼女は明らかに疑った表情で、視線を上下に舐めるように動かしながら、 「あらぁ〜?いったい何の仕事なのぉ〜?」とひねた声で食い下がる。 こういう質問が来た時、私は時々、「フリーでイラストの仕事を・・」 などと言ったりする。実際、大したお金にはならなかったが、 以前、イラストの仕事をちょこっとやっていた時期もあり、 「当たらずしも遠からず」「嘘は言ってない」というとこがあるからだ。 ところが相手は70歳。 「フリー」も初耳なら 「イラスト」も何のこっちゃ?であろう。 私は仕方なく言った。 「はぁ〜、まあ、いろいろ」 「いろいろぉ〜?」 「はい・・いろ・・いろ・・」 その後、彼女は自分の部屋にひっこんだのだが、 最後まで私への疑惑の目は続き、というか一層ひどくなっていたようだった。 ばあさんするどい。 こりゃ、役員にされる日も近い。 おしまい。 ...
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