2003年07月11日(金) |
病床パブリック 其の2 |
ひとつ誤解されたくないし、自分でも忘れたくないのは、 ここは私たちを隔離する場所ではなく、ましてや罰則を与える場所ではないということ。 ここは病院なのだから、治療と静養をするところ。 そりゃぁ、時には、閉じ込められたり、何かと規制されたりする事は多いけれど。
今日は、昼食のとき、下の食堂におりると、ひとつ下の階に入院しているタカネ(17歳ボダ)が1人座ってて、半泣き顔で、おかずのコロッケの皿に、サラダとにゅうめんと漬物とご飯をぶちまけて、お箸でゲシゲシ!とつっっついてた。 私が「どうしたの?大丈夫?」と声をかけて少し話したけれど、私が何を言っても頭をフルフルするだけだったので、とりあえず、少し離れた自分のいつもの席に座って自分の分を食べた。少し後に、タカネの友達の友里と留香(19歳ボダ)が下りてきて、2人でなぐさめたり励ましたりしてたけど・・。
タカネは「結局、医者でも看護婦でも結局はケンジョウシャなんだから、うちらの気持ちなんかわかるわけない!」と言ってた。気持ちはすごくわかるけど・・
私も、実は昨日の夜、似たような理由で不安定になって、泣き喚いて、看護婦さんと友里に両脇かかえられながら部屋に連れ戻された。
今は、 「こんな所に入って現実から逃げてたらダメだ!」という気持ちと、 「ここでしっかり治して元気になりたい!」という気持ちと 「いっそのこと、一生ここにいたい(生活保護とか受けながら)」という気持ちがかわるがわるでてきて闘っている。 どうしたらいいのか、本当に良くなるのか、本当にわからない。
今日は少し体調が悪くて、部屋にこもって、ロビーから皆の笑い声が聞こえても、「あーうるさ〜」とか「みんな楽しそうでいいな。」と思ってたんだけど夕方頃、ちょっと出てみたら、なんだかんだで楽しくて、私も一緒に笑ってた。ここに来てから、2日に一回は爆笑している。こんなところでも、人が集まると、笑いの材料は次々と出てくるんだなぁ。と思う。みんなに感謝☆
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