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昔、バイトの子に仕事を教えていた頃 魔法の言葉を教えていた。
「何か、私にお手伝いできることはありますか?」
新人はヒマになった時の時間の使い方がよく解らないから 先輩にこの言葉を言ってごらんと教えていた。
「お手伝いしましょうか?」ではなく、 「お手伝いできることはありますか?」というのがポイントだ。 新人はあくまでも謙虚に、である。
今はこの魔法の言葉を 私自身がフル活用させてもらっている。
責任者で、いつも店舗にいるオーナー婦人が何かしていると 横に行ってこう言葉をかける。 今までに習ったことはそのまま復習でできるし、 初めてのことは教えて貰えるチャンスだからだ。
オープンしたばかりの店だから バイト、パートは一並びで、仕事は自ら積極的に覚えていくしかない。 説明を聞いただけでは自分の物にならないから 実践あるのみで体当たりである。
若いバイトの子と一緒になると、 よく仕事を訊かれたりもするのだけれど、 自分の中で自信のあることしか教えられない。 いい加減に教えることは、後での修正が大変だから。 その反対に、わからないことは同僚にはなるだけ訊かないことにしている。 面倒でも大変でも、正しいやり方が知りたいのだから。 仕事を覚えるのに近道はない。 急がば回れ、で丁度良い。
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