たそがれまで
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2003年02月25日(火) 魔法の言葉





昔、バイトの子に仕事を教えていた頃
魔法の言葉を教えていた。

「何か、私にお手伝いできることはありますか?」

新人はヒマになった時の時間の使い方がよく解らないから
先輩にこの言葉を言ってごらんと教えていた。

「お手伝いしましょうか?」ではなく、
「お手伝いできることはありますか?」というのがポイントだ。
新人はあくまでも謙虚に、である。

今はこの魔法の言葉を
私自身がフル活用させてもらっている。

責任者で、いつも店舗にいるオーナー婦人が何かしていると
横に行ってこう言葉をかける。
今までに習ったことはそのまま復習でできるし、
初めてのことは教えて貰えるチャンスだからだ。

オープンしたばかりの店だから
バイト、パートは一並びで、仕事は自ら積極的に覚えていくしかない。
説明を聞いただけでは自分の物にならないから
実践あるのみで体当たりである。


若いバイトの子と一緒になると、
よく仕事を訊かれたりもするのだけれど、
自分の中で自信のあることしか教えられない。
いい加減に教えることは、後での修正が大変だから。
その反対に、わからないことは同僚にはなるだけ訊かないことにしている。
面倒でも大変でも、正しいやり方が知りたいのだから。
仕事を覚えるのに近道はない。
急がば回れ、で丁度良い。



東風 |MAILHomePage

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