2002年08月27日(火)  大公開 私が払った 金の額



ガッコ、やっぱ、だる〜。


今日、ヘレン先生がまたもやお休みで、
教室に入ると、知らない先生が。

私があいさつするなり、

「き、き、今日、何すればいいの!?
 本棚から何か探してきてぇ〜」

と言うので、仰天しました。


この代理の彼女(初対面)、いつものごとく、
もちろん日本語の先生でもなんでもないんですが、
今日の朝、突然ヘレン先生に頼まれたのかなんなのか知らないけど、
準備のカケラもありません。

結局、ずいぶん前に子どもたちがやりかけて、
まだ完成してない絵の続きをやるという提案を私がして、
それに落ち着いたのですが、
ヘレン先生が生徒に描かせてたその絵だって、
日本語に全く関係ないシロモノ。

幼稚園から中1生まで、
全く同じ絵を描いてるこの教室は、
日本語の教室なのか図工の教室なのか、
幼稚園なのか小学校なのか中学校なのか、
未だによくわからなくなります。


そもそも、
わざわざ日本から呼ばれた日本人のアシスタントである私は、
7ヶ月もの間、
この教室で日本語をほとんど話したことがないという事実は、
相当異常な事態なのではないでしょうか。

日本の英語の授業を想像してみてください。
英語のネイティブスピーカーがアシスタントをしているのに、
その人の英語の発音を生徒が聞いたことがないんですよ。
これを異常と言わずしてなんと言いましょう。


私、この1年間(実質10ヶ月)の滞在のために、
斡旋会社に63万8千円ものお金を払いました。
そこには当然ながら、滞在費、食費、渡航費は含まれていません
(毎月、シドニーの斡旋会社にレポートを送る郵送料、
 たったの50セント(35円)すらも払ってくれないんです)

それだけのお金をもらってる以上、
ホームステイ先の状況や、
学校の先生がどんな形でアシスタントを使いたいかまで、
調査する義務が斡旋会社にはあると思うのですが、

ホームステイ先選びは、学校にまかせっきり、
もちろん学校や先生の調査なんてなしのご様子。


いったい、私の63万8千円は、
私が会社員時代泣きながら仕事をして(マジで)貯めた63万8千円は、
何に使われたのでしょうか。
社員の飲み代? 社長の行楽代?


これから、
「日本語教師アシスタントしてみようかなぁ」なんて考えて、
この日記を読んでいる方もいらっしゃると思いますが、
パンフレットの

「忘れられない1年になりましたっ♪」

というような体験談に騙されないように注意が必要です。
あんなの氷山の一角にすぎませんから。
はたまたでっち上げの可能性も否めません。
まぁ、私はそれに騙されたクチですが。

犠牲者がこれ以上出ないためにも、
私がここを脱出した暁には、
恥をしのんで、私が体験した詳細を包み隠さずHPにUPします。


でも、私がホームステイした4件中3件はいい家族で、
右も左もわからない私に、本当によくしてくれました。
これだけは、私の心温まるよい思い出です。

(滞在中、日記には一言も書かなかったのですが、
 4件中1件は地獄絵図さながらでした。
 ここでの恐ろしい体験もHPにUPします)


私は身体を張ってまでもネタが欲しいタイプなので、
ここ寒村での生活体験もここを出るころには、
すっかりネタになってしまうことは必至です。
(お蔭でいいネタをたくさん仕入れることができました)

今のところ、複雑な思いが私の頭を渦巻いているので、
しばらく文句的日記が続くまもしれませんが、
許してちょ。

---

今日の先生は一切生徒に注意しない人だったので、
教室が動物園と化していました。

子どもたちは、先生の言うことは一切聞かず、
好き放題歩き回るわ、雄たけび(奇声)を上げるわ、
泣き出すわ、机の上に立ち上がるわ、
あら大変。

日本の先生、学級崩壊ってこういうことですか?


つづく。


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