2007年05月24日(木)  気を遣い 手土産持参の 1歳児
どうもまなティは、かなりの「気ー遣いー」だ。良く言えば「気配り上手」、悪く言えば「人の顔色をうかがいすぎ」。
ほかの子供もいるところに行くと、まずは全体を見回し誰がいて何をしてるかを把握する。そして、その中の一組にソロソロと近づいて行って、その辺にある積み木などを1つ拾って「ドウゾー」と言いながら相手に手渡し、仲間に入れてもらう。まさに、「誰かに会うなら手土産を」という感じだ。一緒に遊んでいても必ず相手優先で、「ドウゾー」「ドウゾー」と何でも譲ってしまう。
滑り台なんかの遊具を順番に使う場面になって自分の番になっても、後ろにほかの子が並ぶと、すぐに「ドウゾー」と譲ってしまうので、いつまでたっても自分の番が回ってこない。子供のことは子供が解決する、というのが私のスタンスなので、そんなまなティを私は口出しせずにいつも遠くから眺めているのだが、胸がギューっとなって涙が出そうになる。
この前なんて、デパートにあるベビールームの子どもが遊べるところに行ったとき、大きく「2歳程度まで」と書いてあるのに、明らかに小学生と思しき女子が2人遊んでいた。その2人は積み木で何かを作っていたのだが、まなティは仲間に入りたいので、いつものように積み木を1つ持ってニコニコしながら「ドウゾー」と近づいて行ったわけだが、こともあろうに、2人は顔を見合わせ、変なのが来たとばかりに「行こう」と言ってまなティを無視して別の場所に移動してしまった。
「テメーラーーーーー!」と心に青筋を立てながら、取り残されたまなティがどうするのか遠巻きに見ていたら、ニコニコ顔で歌いながら踊っていた(!)。その後も、4度くらいチャレンジして4度とも無視され、挙句の果てには、走り回っている2人の足やら、振り回している遊具が顔や頭に当たってシリモチついたりしているのに、それでもニコニコしながら立ち上がり遊んでいる姿が健気で健気で。かあちゃん泣きそうになってしまった。「こっちにおいで」と言ってギューーーッと抱きしめてしまった。
まだ無視されるということが何なのかわかっていないようなので、ニコニコしていられるんだろうが、そのうち凹んだりするようになるんだろうな。私みたいに。
「気ー遣いー」の性格はうちの血筋だ。「気ー遣いー」には小物が多い。だけど、それは親に叱られて育った場合で、褒めていいところをたくさん伸ばしてあげれば、人の気持ちをくむのがうまく、しかも伸び伸びと自信を持った人間に育つんじゃないかと思っている。
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毎日塾で使う教材を書きまくっている。つくづく、私は教材を書くのに向いていると思う。今まで某出版社のために書いていたときは、世の中に広く出回るものなので誰が見ても誤解のないように書かねばならなかったし、出版社の看板を背負っているので、ヘタなことは書けなかったが、今は何の気兼ねもなく好きなように書けるので、楽しくてしかたがない。例えば、下品でふざけたキワドイ例文とか。
キレイにまとまった教材というのは面白くない。物事には例外というものがあるので、ズバッと言い切ってしまうと誤解を招く危険があり、どうしもやんわりした表現になってしまうのだが、今書いているのはどうせ授業で説明するので、例外は授業で説明するとして、教材はズバズバとはっきりとした口調で書ける。刺激がある方が頭に入るし、記憶に残る。
つづく。
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>>「匿名メールフォーム」へのレス
・私もなかなか早く布団に入れませんな。
 思ったんですが、Aさん、五月病では。
 うちの生徒でも、五月病っぽい人が何人かいます。
 意味もなく落ち込む、と言っていましたよ。
 もうすぐ6月なので、浮上しますよ、きっと!
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