2007年06月03日(日) 人生の 最大課題 取り組み中
塾の窓にキャンペーンのお知らせなどを貼ったら、その日のうちに問い合わせ電話が1件きた。しかし、結局体験には来なかったが……。前回チラシに大枚はたいて何万枚もまいたのに、それを見て来た人がたったの2人しかいなかったので、チラシは当分やめてみようかと。金もないし。やっぱ、駅前だし、窓広告が効果的だろう。タダだし(これ1番デカイ)。あとはもちろん口コミ。商売ってゲームみたいで楽しい。行動を起こせば、反応がある。
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ここんところの日記の子育てネタで、ちょっと言葉足らずで誤解が生じたかもしれないので、今日はそれについて。
まず、私の母は別に子供を愛さないダメ母じゃなくて、そこら辺にいるようなフツーの母親です。いや、教育や食育に関しては、人並み以上のスーパー母ちゃんで、教育に関しては金に糸目をつけずあらゆるチャンスを与えてくれたし、食育なんてやりすぎの感ありだった。
問題だったのは、厳しすぎたこと。小学生の頃から勉強勉強で殴られながら泣きながら夜中まで勉強し(西洋だったら完全に虐待)、お陰で一流校には入れたが、心が歪んだ。歪みまくった。子供心に、自分以外の誰も頼りにならないと思った。母の母(私の祖母)もめちゃくちゃ厳しい人だったので、母はそれが母のあり方だと思ったみたいだ。まあ、それが母の子供に対する愛の形だったんだろうが、私の求めているものじゃなかったわけだ。そこに母子のボタンの掛け違えが。
母とは未だにぶつかり合うが、母も今ではすっかり丸くなって、過去のことも反省しているし、まなティにはそんな気持ちを味わわせないと言ってくれるので、私の気持ちもほとんど晴れている。オマケに私には心の友の相方がいる。一度受けたトラウマは一生トラウマなんだろうが、私はそれを引きずっているわけではない。(←ここ重要)
問題は、私の中で確固とした「愛ある母親像」というのがないので、自分の思いのままにぐらんぐらんと子育てしていたんじゃ、連鎖を断ち切れないと思うのだ。あらゆる人の話に耳を傾け、まなティの様子をじっくり観察して、「やっぱダメだ」と自信を喪失したり、「これでいいかも」と持ち直したりの毎日。
私は物事にこだわり出すと、納得いくまであーでもないこーでもないととことんまでこだわる職人タイプで、根っからの教育者ということもあって、教育に関しては人一倍こだわりがあるのだ。それが、「思いつめた」ように見えてしまうのかもしれないが、私自信楽しんでいる部分も多いということを声を大にして言いたい。
ここからが重要なところなんだが、前の日記で「世の中の人は大抵どこかしら歪んでいる」と書いたことがある。完璧な親なんてそうそういるもんじゃないし、家庭は閉ざされた世界なので、自分で気づかぬうちに、親からの歪みが連鎖してきてると思うのだ。(まあ、その歪みが個性となるのかもしれない)
家庭が閉ざされた世界であり、子にとって親が絶対的な存在であるからこそ、自分に歪みが連鎖していることに気づかず、その歪みを子に向けて子を苦しめている無神経な親がいかに多いか。自分が受けた歪みを自覚し、それを自分の世代で断ち切ろうと努力することが親の使命ではないかと(それでも伝達してしまう歪みも当然あるだろう)。
そういうわけで、育児に関しては考えすぎるくらいでちょうどよいと思うのだ。前回の日記で、「ご心配なきよう」と書いたのはそういうわけなのです。
つづく。
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>>「匿名メールフォーム」へのレス
・上にも書いたんですが、
私の日記を読むと思いつめているように見えますが、
大丈夫ですよー。丁寧なメールありがとうございます。
子育てって体力要りますね。人生最大の課題という感じです。
紹介していただいた本も、探して読んでみます!
そういう関連の本は好きなので。
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