2007年07月06日(金) 小心は 検査が怖く 後回し
長らく書いてなかった。母が一週間ほど里帰りしていてその間まなティを預けられないので、塾を夏休み前の休みにし教材を書くのも一切やめて、べったりまなティと過ごしている。1日一緒に過ごすとどうなるかというと、夜まなティと同じ時間に寝てしまうのだ。20時とか。くたくたになるので、子供を寝かしつけているはずが、自分も朝までいってしまう。
まなティは私を動かす天才だ。男っぽいと思っていたまなティも、最近はぬいぐるみでごっこ遊びをするようになった。ぬいぐるみにタオルをかけてトントンしながら「ネンネ〜コ」と歌ったり、だっこして自分のおっぱいを飲ませたり、ご飯を食べさせたり、また寝かせたり、「エ〜ン、エ〜ン」と自分で泣き真似をしておいて、ぬいぐるみの頭をなでながら「ヨシヨシ」と言ったりしている。
それだけなら微笑ましくてよろしいが、私にぬいぐるみを動かす役をさせたりするのが厄介だ。やれぬいぐるみに本を読ませろ、やれクレヨンを持たせて何か描け、やれ飛べ、やれあっちの部屋まで走れ、とうるさい。さらに悪いことに、ぬいぐるみはたくさんあるのだ。それ全部に同じことをやらせよ、という命令が飛んでくる。なんとか他に気をそらせつつ、逃れたり、逃れられなかったり。家の中にいるのに相当歩いているとみた。
そんなまなティはこの前1歳半検診だった(すでに1歳7ヶ月だが)。ずっと身長は家で測って74cmくらいだったのに、ちゃんとした身長計で測ったら81cmもあった。その他もすべて順調に健康に育っている模様。
前の日記で昼寝時間に検診するなんてどうなってるんだと書いたが、案の定どの子も眠くてグズり気味で、身長体重を測るところでは大泣きの子も多く、歯科検診ではほぼ全員が泣いていた。
そんな中、そとづら最上級&空気読み上手のまなティは、待合室では「おっぱい、おっぱい」とグズグズ言っていたが、先生の前に出るとピシャリと姿勢を伸ばし、笑みさえ浮かべていた。さすがに歯科検診では少々おびえ気味だったが、それでも泣くことは一切なく、周りに愛想を振りまきつつ、無事検診が終わった。保健婦さんに、顔つきが1歳児じゃない、と言われていた。私もそう思う。このまなティの人好き体質を、どうにか曲げずに育てたいものだ。
今までもそうだったが、最近、やってよいことと悪いことが世の中に存在することを今まで以上にはっきり認識していて、知らずにやってしまった悪いことは一度ダメだと教えると(もちろん怒らずに)、もう二度としない。どうも、私に似て「ダメ」と言われるとものすごく後悔するタチみたいで、その度に頭に深く刻み込んでいる様子だ。一度言えばわかるのだから、周りの大人はイチイチ「ダメダメ」言わないように注意が必要だ。
この前公園に行ったら、「ダメなんだよー」が口癖の幼稚園くらいの男の子が、まなティに付きまとって一挙手一投足を見て「ダメなんだよー」「ダメなんだよー」と言うので、コノクソガキガと思いつつ男の子が「ダメなんだよー」と言うたびに「ダメじゃないよ!」「いいよ!」とまなティに言った。きっと、あの男の子は毎日毎日親に「ダメ」と言われて生活しているのだろう。かわいそうに。
そんなまなティなので、怒ることがない。この1年7ヶ月、怒ったのはこの前日記に書いた一度きりだ。あれは完全に私が悪かったし。厳しくすると豪語していた相方も、怒る場面が一切ない、と言っている。思うに、怒る場面がないのではなくて、親が怒ることをやめれば、子供は怒るようなことをしなくなるんじゃないかと。
というか、「怒る」なんて、完全に親の「腹いせ」で、怒りたい気持ちが湧いてきたら、それは親自身の中に火種があって、子供の行動でそれが燃え上がっているだけだ。子供は、自分とはまったく無関係のところから起こった怒りを受けて愛情を感じるはずもなく、悪いことは「怒られるからやらない」だけで、そうやってだんだん歪んでいくのだと思う。(私はいつも母が怒るたびに「何イライラしてんだ」と冷静に思っていたものだ)
そんなことから、最近「怒り」の感情についてよく考えるのだが、子供相手だけでなく大人同士の人間関係でも「怒り」の感情が湧いてきたら、ひとまずその「怒り」は横に置いておいて、自分の中にある「火種」について客観的に観察してみる、ということをしている。そうすると、必ずあるのですよ、日常生活での心配事とか、過去のトラウマとか、そういうまったく別のところに「火種」が。世の中の喧嘩のほとんどが、まったく関係ない火種で燃え上がって、それが更なる怒りを産んだりしているんだろうなぁ、と思う。
話はそれたが、私はまなティの行動と自分の中にある火種は、意識してきっちり切り離すようにしている。「切り離す」と決めたら、どんなにイヤイヤ期ど真ん中でもかわいい子供に対して怒ることなんて一切なかった。というわけです。「火種」も意識すればどんどん小さくなっていくもので、それが自分を好きになるということなんじゃないかと思う。自分を愛して初めて人を愛す、ということか。
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久しぶりなので長々と書いてしまったが、本題はここから。
まなティを妊娠中につわりがひどくて、レモンシャーベットばかり食べていたりしたので体重がものすごく増えて、それが原因か、妊娠初期では正常値だった血糖値が、妊娠半ばで跳ね上がったのですよ。
うちは祖母が糖尿病を患っているので、母が遺伝を心配して産後からずっと血液検査をしろしろとうるさくて、私は事実を知るのが怖いのもあって後回しにしてきたのだが、あまりに母がうるさく言うので今週始め思い切って検査に行った。
結果を聞くのが恐ろしくて手も震え気味で聞いたら、正常値も正常値、血糖値もヘモグロビンA1cもずばっと正常、尿検査は糖もタンパクもマイナスだった。
でも、やっぱり糖尿病は遺伝しやすいらしいので、この結果にあぐらをかくことなく、日々健康には気をつけようと思う。
本題はそれだけ。
つづく。
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>>「匿名メールフォーム」へのレス
・西洋人とは体のつくりが違うので、洋食には要注意ですよね〜。
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