2008年02月16日(土) 思いやり 育てるよりも 想像を
毎日電車に乗っている。妊婦になってシルバーシートにお世話になることもたまにある。そうなって初めて、シルバーシートって案外みんな意識しないで座ってしまうんだなぁということに気づいた。
私にとってシルバーシートってよっぽどのことがない限り座っちゃいけない席で、前に立つどころか近寄りもしないゾーンなんだが、注意してみてみると若い男も女も何の躊躇もなく座っている。前に年配の人が立っても何も気にすることなくおしゃべりに夢中になっていたりして。
日本人って、こんなに冷たかったっけ?と思うほど、ムカツクほどに他人に無関心だ。東京だからか。
関係ないが、うちの相方は席が空いていても座らない男だ。なんでと聞いたら、「自分よりも座りたい人がいるから」だそう。そういう優しさと身軽さが好きだ。我れ先にと席に座る人って、独断と偏見で、仕事のできないヤツだと思う。思いやりがなく、疲れていて、ケツが重そうだから。
この腹の子が男の子だったら、相方に席に座らない男に育ててもらおう。男の子は父親に教育されるのがいいと思う。母といる時間より、父といる時間を大切に。男の子は男親から学ぶことが多いと思う。そして、相方に教育されれば、必ずや強くたくましく男前になるであろう。
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自分の子供には思いやりのある子に育って欲しいなぁと思う。他人への思いやりってどうやったら持てるようになるんだろうか、と日々考えているが、一番大事なのは想像力を育てることなのかもしれんと思う。
私の机の上に、この前ディズニーランドに行ったときに買った友達の子供(以下、ヒロちゃん)へのお土産が置いてあって、それを昨日まなティが見つけて、どうしても欲しいと言い出した。
私が「ヒロちゃんへのプレゼントだから絶対ダメ」と何度も言ったら、じゃあミッキーの袋だけ欲しいと言う。袋だけならいいかと思い、中からプレゼントを出してミッキーの袋をまなティの前に差し出したら、真剣な顔で、
「ヒロちゃん、ミッキーの袋持ってない?」
とまなティ。「持ってないと思うよ」と答えたら、なんと、
「じゃあいらない。ヒロちゃんにあげる」
と言って隣の部屋に駆けて行ってしまった。
取り残された私は呆然と、たった2歳2ヶ月の頭で、目に見えない他人の感情をいったいどうやって想像しているのか、と驚愕してしまった。
さらに、こんなことも。小さな大福が6つ入ったパックを私とまなティで食べていたときのこと。私が3つ食べて、まなティが2つ食べて、パックには1つだけ大福が残っていた。それを指差して、「まなティ食べていいよ」と言うと、「ママちゃんと食べた?」と聞いてくる。「食べたよ」と答えると、ニッコリ微笑んでやっと最後の1個に手をつけたのだ。
ほかにも、DVDや絵本の登場人物に共感して大泣きしたりなんてしょっちゅうだ。まなティは感受性や想像力に優れている。ちょっと強すぎるほどかもしれない。このまま、この感受性と想像力からくる優しさを潰すことなく歪めることなく育ててあげたいと切に思う。
つづく。
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>>「匿名メールフォーム」へのレス
・出会いって不思議で面白いですよね。
世の中には最高の相性の相手(Better half とかいうんでしたっけ?)
が必ず1人存在すると言いますが、
なんかそういうのあると思います。
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