2008年03月21日(金)  指切れて 天使の存在 気づかされ


昨日の夕方、右手の親指の爪が剥がれた。

あのよくある野菜用のスライサーでサラダ用の玉ねぎを景気よくスライスしていて、いつもなら半分くらいでやめるのに、今日は魔がさしてどこまで削れるかやってみようなんてバカなことを考えてしまったのだ。案の定ザックリ爪を持っていかれてしまった。

ドバーーーーッと血が出て押さえても押さえても止まる気配がない。台所の床に放心して座っていたら、まなティが来てどうしたの?と心配顔で覗き込む。「指を切っちゃったよーー!」と泣き顔で言うと、「血が出てるの?」「痛いの?」といろいろ聞いてきて、その後はおちゃらけたことを言ったりしたりして、どうやら私を励まそうとしているらしい。

もう夕飯作り続行は不可能なので、近くに住む母に電話して来てもらいほとんどできている夕飯の仕上げをしてもらった。その間もまなティは、状況を悟ってか、いつもなら「お皿洗わせてー」とか「何ジャージャーしてるか見せてー」とか「ブロッコリー1つちょうだい」とか言ってくるのに、大人しく台所の外でパズルをしていた。絶対にものすごくお腹が空いているはずなのに、文句一つ言わず。


私は悟った。まなティはこの頼りない私を精神的に支えるために生まれてきたんだと。動揺し、涙がにじみ出て、「もうダメだー」なんて気持ちになっている私の横で、いつもなんだか頼もしくキラキラしているまなティなのである。暗い方を見ないで!ほら世界はこんなに輝いているよ、と体全体で教えてくれているみたいなオーラを放っている子供だ。背中に羽が生えてるんじゃないかとさえ思えてしまうほどに。

私のそばにはもう一人、相方がどっしりといつも静かにいてくれる。あー、なんて私は弱くて常に周りの人間に助けられて生きているんだ、といつも思う。ありがとう、ありがとう、ありがとう、と毎日思う。


つづく。


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>>「匿名メールフォーム」へのレス

・いや、ずっと赤字というわけじゃなくて、
 今、年度の切り替え時期なので3年生が卒業して、
 新しい子が入ってきてないので赤字なんです。
 5月に出産なので、募集かけてないので。
 でもまあ、去年はテナントの敷金・礼金の類があったので、
 TOTALでは赤ですが。
 出産前後は赤字というのは想定していたことなのでいいんですが、
 それでも不安になるもんです。
 復帰後に生徒が入ってくるのか、とか。

・子供って、ずっと一緒にいると
 「たまには一人になりたい」なんて思いますが、
 一人になって冷静に考えると愛しくてしかたないですよねー。

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