2009年07月17日(金)  子供らが 思うままに やるままに


火曜にまなティが熱で早退、今日こうティが熱。基本的に、まなティが幼稚園でもらってきた風邪は、確実にこうティにも移る。仕方がないか。


まなティ、幼稚園効果か、年齢的なものか、こうティとすごく仲がいい。世話を焼いたり、一緒に遊んだり、キャッキャと戯れたり、見ている方がニンマリ微笑んでしまうほど仲むつまじい。こうティはお姉ちゃん大好きで、いつも後ろから付いてまわって、真似ばかりしている。あまりにしつこくしすぎて、まなティにぶっ叩かれてしまったりすることもあるが概ね仲良くすごしている。

まなティは2歳半も年下の弟を心の拠り所にしていて、心細いときはこうティを触って気持ちを落ち着けているらしい。朝目が覚めたときに隣に私がいなくても、こうティに寄り添っていれば大丈夫という感じだ。こうティもお姉ちゃん大好きなので、ニヤニヤと喜んでいる。


幼稚園のお迎えに行った帰りに、ほかの幼稚園の子と一緒に近くの公園で遊ぶのが日課なのだが、こうティも一緒に連れて行って、砂場で遊ばせたりしている。

この前、まなティのクラスの男の子が何かの拍子にこうティのほっぺに濡れた砂を押し付けてこうティを泣かせたことがあったんだが、横にいたまなティがどうするか遠くから観察していたら、すかさず「やめて!」と男の子の手を払いのけて、その後「大丈夫だよ」と言いながらこうティの頬の砂を払ってあげていた。オオオオ!と密かに感動。いつの間にかまなティはステキなお姉ちゃんに進化していた!


関係ないが、外で遊んでいるとこんな風に子供同士の喧嘩とか、叩いたり、つねったり、人の物を横取りしたり、貸してあげなかったり、いろいろトラブルはあるが、私は子供にいろんな経験をしていろんな気持ちを味わって欲しいので、危険でない限り、トラブルウェルカムと常日頃思っている。

公園で遊んでいるときに、「ママ〜、●●ちゃんが腕をつねった」とか報告にくるときがあるが、「そうかそうか。世の中いろんなことがあるね。自分がイヤだなと思ったなら、人にしないことだよ」と教える。転んだりしても、決して駆け寄ったり、ましてや抱き上げたりなどしない。どうするか、しばし傍観。心のケアを必要としているときだけ「よしよし」としてあげるスタンス。平穏無事にヌクヌクと育って欲しいと思わない。


公園などでは、基本的に私は遠くから見守っているだけで口出しはしないことにしていて、まなティもこうティも水溜りに入ったりして、全身泥だらけになる。基本二人とも裸足。この前は、デカイ水溜りに腹からダイブしていて、さすがに「うっ」と思ったけど、それでも口出しはしなかった。

そしたら、ほかのお母さんに「いつも思うけど、たまりさんって許容量あるよね…」と、「一見」褒め言葉な一言を言われてしまった。よく見ると、服が泥だらけになってるのはうちの子等二人だけである。「どうやって帰るの?」と言われたことも。フツーに歩いて帰リマスガ、ナニカ?

まなティは無類の泥好き裸足好きで、公園に着いた瞬間に靴と靴下を脱いで水溜りに入っている。それは少々特殊かもしれないが、ほかのお母さんはちょっと子供の行動を制限しすぎなんじゃないかと思う。「服が汚れるからヤメテ!」とか、「危ないから走らないで!」とか、オイオイココは公園ダゼ…、と突っ込みどころ満載だ。イヤ、はたから見たら、私の野放しっぷりも突っ込みどころ満載なのかもしれないが…。


人の物を横取りしたり、叩いたりしたら(幸いうちの子はほとんどないが、気質的にする子はたくさんいる)、すかさず注意するが、「貸してあげない」ことに関しては、いいんじゃないかと思っている。あまりに独り占めしている場合は別にして、自分が使ってるものを使ってる途中で人に譲らなくちゃいけないなんて理不尽だ。

まなティが使っているものを「貸して貸して」と誰かが言ってきたら、「ちょっと貸してあげたらいいじゃん」と言うこともあるけど、「ヤダ」と返ってきたら「あそ」と言うしかない。「貸してあげなさい!」なんて怒るお母さんもいるが、それってほかのお母さんの手前言ってるだけなんじゃないかと思う。冷静に考えれば、おかしな話だ。

これと同じことで、別に「誰とでも仲良く」とも思わない。「別に仲良くすればいいじゃん」とは思うが、反りが合わない子と無理に仲良くする必要もない。相手が気分を害しない程度に距離を置けばいいと思う。


つい長々と書いてしまったが、子供と言えども自分とは違う個人であり、行動も言動も私の型にはめるのはおかしなこと、というのが私のスタンス。何事も「それもアリだね」と思うし、いい大人になるには長い長い時間がかかるのだから、じっくりアレコレやるといいよと思う(私も誰に教わったわけでもなく、あちこち頭をぶつけながら大人になったから)。それに、今は短所に見えることも、どんな長所に変化するかわからない。短所と長所は紙一重だ。とにかく、基本的に私は子供らを信じている。

と、子供といい距離でいられるのは、私が自分の仕事やプライベートの時間を確保でき、やりたいことに楽しく熱中して満足しているからだろうと思う。母親業も妻業も強制されない環境に感謝。


つづく。


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