気がついたら昨日は当サイト開設記念日だった。おめでとう、自分。ありがとう、自分。
いつも立ち寄ってくださっている皆様、皆様のおかげで当サイトは満5年を、プジョーは満3年を、私は満26年と6ヶ月を、祖母に到ってはなんと満77年と11ヶ月を何事も無く無事に迎えることが出来た。満78年だったろうか。皆さん、本当にありがとう。何事もなさすぎて危うく忘れるところだった。母の日は「あい・でぃー」と、みんな、憶えておこう。何の役にも立たないが、皆さんの人生がほんの、本当に少し、わずかに、微弱に、ちんまりと、ミジンコほどの大きさで、希望に満ちたものになるはずだ。だといいな。哀しくなってきた。
ここに到るまで、苦節苦難に満ちた、本当に、いや本当に(本当です)、長い長い道のりだった。長すぎて更新も忘れるほどだった。3ヶ月放置なんて平気だった。いや、本当は良心の呵責に苛まれていたのだ。皆が、皆が更新を待っている。のに、書けない!ああ、書けないのだ!分かっていただきたい。そもそも誰がカウンタを回しているのだろうか。小人さんか。
ともあれ、(うちはさておき)サイトを維持することは本当に難しいのである。月日が経つにつれ低下していくテンションとネタと更新頻度、そのうち自分が何故サイトを運営しているか分からなくなってくる。管理人は疑問を持ってしまうのだ。そして自分探しの旅に出た挙句、そこで気付く。個人サイト運営は実はまったく意味が無い、と。
そうなると後は苦行のようなものである。ただ淡々と更新を繰り返すか、他にもっと有意義な事に時間を使うか。後者が賢明なのはまず間違いなく、ある人は読者に戻り、またある人はネットから離れ、多くの人がサイトを閉鎖する。
では、それでも維持運営を行う人は一体なんなのか。マゾなのである。見返りを求めずひたすら更新するその姿は一見ストイックなように映るが、その実は自分を追い込むことで快感を得る変態なのだ。長年続いているサイトの管理者は全員揃ってマゾだと思っていただいて一向に構わない。つまり、インターネットはマゾ集団で構成されていることがここに証明されたのだ。なんて怖い世界なのだろうか、インターネットは。ちなみにうちは6年目と微妙なお年頃だが、管理人は程良くサボって追い詰められていないため、この論理には当てはまらないことを追記しておく。言い訳しているわけではない。
なんだか今日は言い過ぎた気がするので、怒られる前に謝っておこう。ごめんなさい。謝りついでに言っておくと、きっと6年目もこんな調子だ。少しは成長したい。
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