プジョーのオイルを交換した。3ヶ月ぶりの交換となったが、やはり何度やってもオイル交換は良い。その効能は素晴らしく、エンジンフィールは劇的に改善された。と、私の精神が言っているのだから間違いない。実際の効能はワカラナイ。とにかくオイル交換は精神衛生上非常に効果テキメンだ。
特にうちの子の場合、一日70km、一週間で350km、一ヶ月で1,400km走るため、オイル交換をはじめとしたマメなメンテナンスは欠かせない。通勤前の始動チェックなど、怠ったことは一度たりともない。
タイヤ・・・減っていない。オイル・・・まだある。ガソリン・・・残っている。水温計・・・動いている、問題なし。警告灯・・・一瞬点いたがすぐ消えた、問題なし。右ドアミラー・・・動かない、問題なし。ざっとこんなものだ。フランス車に乗る時はあまり深く考えてはいけない。
話題はオイル交換であった。私ぐらいになるとオイル交換を自前でやるなど朝飯前なのだが、自ら手を汚し作業するのもアレなので、その手のショップに行き対価を払ってやってもらうことにする。マツダへ行こう。別にRX−8が目的ではない。ないったらない。
マツダといえば、姉は結局アクセラを購入した。納車は6月末。アクセラは欧州市場をターゲットとしているため、現地でその、日本での生産がなんと言うかその、とにかく納車に時間がかかるということだった。納車されたら折角だから同乗させてもらおう。勿論ハンドルも握るつもりだ。
さて、オイル交換であるが、その間暇なので営業担当氏と世間話などをする。話題は306のくびれと、RX−8のドライビングフィールだ。やはり8は素晴らしい。
そもそもスポーツカーは好きなのだが、当然のことながらピュアスポーツは日常性が犠牲となる。その点、8はスポーツ(どちらかといえばスポーティだが)と日常を両立した、画期的かつ中途半端な車と言える。その両立がキモであり、今までスポーツは指をくわえて見てるしか出来なかった我々のようなセグメントに対して強烈な訴求力があるのだ。その上価格は(スポーツにしては)お手頃だ。300万円でスポーツ(スポーティ)カー、RXの称号、ロータリーのロマンが手に入るとあらば、魅力を感じない人間が居ようか。いや居ない。前も同じことを述べた気がする。どうもマツダに来ると白昼夢を見てしまっていけない。
オイル交換も終わり対価を支払おうとしたところ、営業氏がサービスしてくれると言う。え!ほんとに!?ありがとう!!
いやまて、ここでサービスを受けてしまったら、どんどん外堀を埋められていくような気がする。黙っていたが、実は8の見積もりもお願いしてしまった。こんなことではうっかりハンコも押しかねない。これぐらいサービスさせてください!と言う営業氏に、8を買う時にその分値引きをしてくださいと捨て台詞を残し、対価を払ってマツダを後にした。もうしばらくはマツダには行けない。
--------------------------------- イラクで襲撃された橋田さん、小川さんに関する報道が連日なされているが、これが戦争なのだろうがあまりにも切ない。現地では日々当たり前のように人が死に、そこから遠く離れた場所に居る我々にとっては遠い世界の出来事としか認識できない。今回のような同じ日本人の事件事故が起きた瞬間、ほんの一瞬、かの地では戦争が起きているのだなと漠然と思い、そしてまた遠い世界の出来事になる。
生きる世界が違いすぎるため、それは仕方ないとも、当然とも言えよう。日本人の平和ボケがどうこうとか、もっと真面目に考えるべきなどというのは無茶な話だ。ただ、同じ世界で起きていることを忘れずに、出来る人は出来る範囲内で、出来ることをやればいいと思う。
しかし今回の件は、橋田さんの奥さんの毅然とした態度が各局で報道されているだけに、余計に切ない。あの姿勢が偉いとも素晴らしいとも思わない、ただしっかりした方なのだろうなとしか思わないが、それだけに切なさだけが残る。
バンキシャで橋田さん、小川さんの現地での活動についてVTRが流れたが、何でこんな人が殺されてしまったのだろうか。情けない話、私は彼らの現地での活動については今回の報道で見た限りでしか知らないし、その真偽については判定すらできないのだが・・・。
ご冥福をお祈りするとともに、このくだらない戦争が早く終わることを切に願う。
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