ミドルエイジのビジネスマン
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2003年01月11日(土) |
半日観光、格好の時間つぶし |
12月21日(土)、朝9時になった。大型バスに乗り込んで半日観光に出発だ。最初に向かったのはケアンズ郊外にあるフレッシュウォーター駅。ここは、現在は観光鉄道になっているキュランダ鉄道が山に向かう直前の駅だ。ホームと客車の車両を利用したこぎれいなティールームもある。一番下の水色部分をクリックするとティールームの写真が表示される。写真の右側の客車の中もコンパートメントの一つ々々にテーブルがついた個室になっていて、多分近所の人であろう、若い奥さんが二人、子守がてらお茶飲みをしていた。その客室からは、馬が草をはむ広大な牧場が見え、乗馬ができるらしかった。写真の左側には、季節柄クリスマスツリーも飾ってある。
その後、山を少し登ったバロン渓谷、バンジージャンプ場、郊外のショッピングセンターそしてカジノのあるホテルでまたバフェの昼食、最後に案の定デューティフリーショップにご案内である。お店では1等50ドルの商品券が当たる抽選会があり、次男が10ドル当選した。彼はそれでカンガルーの小さなぬいぐるみを買い、今ではそれが学習机の上で先輩安物ぬいぐるみたちの間に居場所を確保し、より一層勉強の妨げとなっている。
元々時間つぶしのように企画されている半日観光のため、それぞれ、ちょっと立ち寄るだけで終わってしまい感動も薄いが、印象的なのは出会うオーストラリア人というのが皆美人、ハンサム揃いで押し出しがいいことだ。観光バスの運転手さんも日本なら疲れた中年の小父さんと相場が決まっているが、あちらの方はそのまま一国の大統領にしてもおかしくないくらい絵になる。ガイドさんが、重要な任務を担う仲間として運転手をファーストネームで乗客に紹介したりすることも親しみ深く誇り高い態度と関係あるのだろうか。少なくとも、どこかの国のように酒でも飲まなければ寝付けないような過酷で変則的な勤務体制にはなっていないのだろう。
妻はクリスマス前の最後の週末でにぎわうショッピングセンターがお気に入りだったようだ。小さな子供達を連れた豊かな人々ののんびりした買い物風景を見せてもらった。ガイドさんが長さが700メートルあるということを強調していたので、もしかしたら、土地が有り余り、高層ビルにする必要もないショッピングセンターの作り方を見せたかったのかもしれない。
自然が豊かということでは、バロン渓谷の橋からはるか下を覗き込んでいると、2〜3メートルくらいありそうな巨大なウナギかナマズが悠然と泳いでいるのが発見されて一団の中でちょっとした怪獣騒ぎになったし、バンジージャンプ場に歩いて向かうアプローチの坂道を胴体だけでも長さ50センチはありそうなトカゲがのそのそと横切っていた。
(ティールームの写真へ)
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